尾身会長、首都圏の宣言解除は「より慎重に」 リバウンド防止は「コンセンサス」
●解除後もGo Toは「基本は慎重に」
この日の会見では「Go Toキャンペーン」の再開についての質問も出た。会見に同席していた西村康稔(やすとし)経済再生担当相は、宣言の期間が残る3月7日までの再開は「考えていない」とし、それ以後についても、変異ウイルスの存在や昨年春に感染拡大した経験などを踏まえ「基本的には慎重に考えていかなければいけない」との見解を示した。 分科会から再開の条件として「ステージ2」以下になることが求められており、「データをしっかり分析しながら専門家の意見を聞いて判断していきたい」と述べた。 一方で「国土交通省もいろんな要望を受けている」「地域から観光振興の切実な声を聞いている」とも言及。「ステージ2」以下まで下がった地域では「県内での観光振興という観点で県内から始めるとか、さまざまな案を検討しているようだ」とし、「国土交通省とも連携して対応したい」とした。