河野・岸田・高市・野田4氏が共同会見(全文1)総裁選最大の争点は?
人口減少を本当に真剣に考えましょう
野田:総裁の任期は3年です。ですからこの3年でできることを、優先順位を決めてしっかり取り組みたいと思います。まず初めにやはり有事であるコロナウイルスとの対峙です。どんどん知見が積み重ねられていく中で、従来株からデルタ株に変わり、そして感染力は強いけれども【重毒化 00:13:28】していない。今、目の前にある問題は従来株でかからなかった子供たちがかかりやすくなっている。これに対して、これまで子供に対しての取り組みはありませんでした。ですから今、ファイザーでは11歳以下の子供たちが利用できるワクチンが治験に入ったということで、そういうものをしっかりと取り組んで、まずは今の状況では子供に対してやはりきちっとした教育を整えていく、社会活動ができる、そして子供たちに心の傷を残さないために私たちが何ができるかということを1つ取り組んでいきたい。 そして私が思っているのは、実はコロナというのは医療と直結していない。そこがみんなの不安になっています。先だっても、せっかく赤ちゃんを授かったお母さんがコロナということで病院で受け入れてもらえず、悲しいお別れをされてしまいました。私自身、妊娠したことがあって、ちょうど同じ時期に切迫早産で緊急搬送されたことがあります。病院に行けていたら、ということがなくなるように、今ご承知のように2類と5類といろいろ議論があるんですけれども、そこは分かりづらくなっていて、やはり医療になっていないということなんですね。そこをしっかりと、私たちが当たり前のように風邪をひけばお医者さん、おなかが痛くなったらお医者さんって行けるように、コロナ、軽症であってもすぐに医療のところに行けるよう、自宅療養の在り方は極力やめる。そして病院、期間限定のサブの病院というのをしっかりと国がつくることで、軽症患者の重症化を防ぐ場所をつくりたいと、これがある意味取り組みであり、出口戦略になると思っています。 さらに私が申し上げたいのは、人口減少を本当に真剣に考えましょうと。もう子供が生まれてこなくなっているんです。でもこの子たちが私たちの、日本の礎なんです。これについて抜本的に取り組むために、来年の通常国会ではこども庁の設置法案とか、それに関わるこどもまんなか基本法を提出することで、新しい日本をつくっていきたいと思っています。以上です。 野田(毅):どうぞ、第2問目、幹事社、お願いします。