河野・岸田・高市・野田4氏が共同会見(全文3完)衆院選への対応は?
自民党総裁選への立候補を届け出た河野太郎行革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行の4氏は17日、共同記者会見を行った。 【動画】河野・岸田・高市・野田4氏が共同記者会見(2021年9月17日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【自民党総裁選】河野・岸田・高市・野田4氏が共同記者会見(2021年9月17日)」に対応しております。 ◇ ◇
領土、領海、領空を守る姿勢示さねばならない
岸田:まず中国をはじめ、権威主義的な体制の伸長に対しては、わが国としまして、自由民主主義、法の支配、人権といった普遍的な価値を守るという観点から、こういった価値を共有する国々・地域と連携しながらしっかり物を言っていかなければいけない。併せて、わが国の領土、領海、領空はしっかり守っていく、こうした姿勢をしっかり示していかなければならないと思っています。 そして防衛費につきましては、今、島嶼防衛、ミサイル防衛、さらには宇宙、サイバーなどさまざまな課題について、日本の防衛力を考えていかなければいけないということですから、私はまず数字ありきではなくして、現実に対して何が必要なのか、こうしたことについてしっかり考えていかなければいけないと思います。 それから経済安全保障について話がありました。これは2013年に制定された今の国家安全保障戦略を改定する際にも、ぜひ重要なポイントになっていきます。併せて経済安全保障については、すでに申し上げておりますが、担当大臣を置き、そしてこの問題に向き合うための法整備、これも必要であるということを申し上げております。 そしてTPPについてご質問がありました。TPP、この自由貿易の大きな枠組みをつくる上で、大変重要な枠組みですが、ポイントは中国がTPPの求める高いレベルの要求をしっかりとこなすことができるかどうか、受け入れられるかどうか、これをしっかり見ていく必要があると思います。以上です。