安倍首相が会見 辞意を表明(全文2)次の総裁選に影響力は行使しない
これまでの政府対応の成果・反省点は
TBSテレビ:TBSの後藤と申します。総理、お尋ねします。今年は政府はコロナ対応に終始している年だと思います。そして未知なる脅威との戦いということもありまして、なかなか当初、後手後手だったんじゃないかなというふうな印象を受けています。実際総理も国会の答弁で、例えばPCR検査がなかなか普及しないことについて、なんらかの目詰まりを起こしているんじゃないかとか、政府が配布を決めたマスクもなかなか、特に都市部から地方のほうに行き渡らなかった。そういうような指摘もありました。 そこで1つ振り返るということ、そういうふうな観点から、これまでの政府対応で成果を挙げたと思われる点、あるいは反省する点、それぞれご指摘願いたいと思います。 安倍:まさに今回のコロナウイルス、感染症との戦いは、まずは武漢で発生し、武漢の邦人の救出オペレーションからスタートしました。そのあとはダイヤモンド・プリンセス号の問題もあった。それぞれ初めての経験でありました。ですから、まさに今までの知見がない中において、その時々の知見を生かしながら、われわれとしては最善を尽くしてきたつもりでございます。 マスクについてもさまざまなご批判もいただきましたが、マスクの配布を始めることによって、需要と供給の関係から、相当供給も出てきたということもあります。いろんな、ネット等での価格も大きく変わってきたということもあったと思います。ただ、国民の皆さまからは厳しいご批判もありました。そうしたものは私も受け止めなければならないと、こう思っております。各国との比較の中において、なんとか、亡くなられた方々がおられますが、死者の数、あるいは重症の数等々においても、諸外国と比べてなんとか低く抑えることもできたと考えております。 また、経済への影響で大きな影響がございますが、種々の経済対策によって、他の先進国等々と比べれば、なんとか抑えることができていると思いますが、まだまだそれは不十分な点もありますし、反省するべき点は、これはもちろん多々あるということは申し上げなければいけないと思います。 司会:それでは次の方。鹿嶋さん。 【書き起こし】安倍首相が会見 辞意を表明 全文3に続く