衆院解散 岸田首相が会見(全文1)今回の選挙は「未来選択選挙」
勝敗ラインはどう考えているのか
読売新聞:読売新聞の黒見です。総理、よろしくお願いいたします。衆院選について3点お伺いいたします。衆院解散については、時の総理が「アベノミクス解散」、「国難突破解散」などと名付けるケースがあるんですが、今回総理は解散について何解散と位置付けられますでしょうか。内政・外交で課題は山積してるんですけれども、最大の争点はなんだとお考えでしょうか。これはあたらめてになるんですが、勝敗ラインについてはどのようにお考えでしょうか。以上、よろしくお願いします。 岸田:はい、ありがとうございます。まず1点、今回の解散についてのネーミングですが、先ほども申し上げたように、国民の皆さんにこれからの日本の未来を選択していただかなければならない選挙だということを申し上げさせていただきました。そしてすでにこの「未来選択選挙」というネーミングについても、先ほど申し上げさせていただきました。今回の選挙は私たちのこの日本の国の、そして今の世界の未来を選択する選挙であると考えています。 最大の争点は何かということですが、やはり今、国民の皆さんの最も大きな関心事はコロナ対策だと思います。このコロナ対策、現状に対してどう対応するのか、そしてこのコロナとの闘い、危機的な状況を乗り越えた先にどんな社会を見ていくのか、これがまず大きな争点になるんだと思います。そして、日本の未来を見据えると同時に、国際社会、これは大きく今、激動しています。国際社会の中でどう日本が生きていくのか。こうした観点も大変重要な争点になるのではないか。国際社会における日本、これを誰に委ねるのか、これも選挙において大きな争点になるのではないか、このように思っています。 そして、勝敗ラインについてご質問がありましたが、これは従来から申し上げてきたと思いますが、与党で過半数を確保する。これが勝敗ラインであると考えています。以上、3点です。 司会:続きまして、日本テレビ、山崎さん。