衆院解散 岸田首相が会見(全文1)今回の選挙は「未来選択選挙」
選挙直後にCOP26に出席する考えは
日本テレビ:日本テレビ、山崎です。よろしくお願いします。2点お伺いします。総理は選挙日程と重なったということで、G20とCOP26については出席せずにリモートでの参加を検討すると考えを示していましたが、このCOPについては、首脳が欠席すると日本が気候変動問題を軽視してると、誤ったメッセージとなるという指摘もあります。選挙直後にCOP26に出席するお考えはありますでしょうか。また、今後、日米首脳会談など、選挙後の外交スケジュールをどう組み立てるのか、併せてお考えをお聞かせください。 もう1点お伺いします。総理は先ほど「未来選択選挙」で国民に判断をいただきたいとおっしゃいましたけれども、野党側が求めた予算委員会を開催せずに今回、解散に踏み切りました。3日間の代表質問だけで有権者が十分な判断材料を得られたとお考えでしょうか。以上、2点お伺いします。 岸田:2点というか3点あるんですね。 日本テレビ:はい。 岸田:ちょっと待って。国会ですね。まず、COP26につきましてはおっしゃるように、今の国際社会における気候変動問題の議論において大変重要な会議であるということを認識しています。そして、この会議にどう対応するかについては、オンラインでの参加という選択肢も含めて今、引き続き検討しているということであります。どう貢献するか、どう参加するか、こういったことについて、今しばらくしっかり検討した上で判断をしたいと思っています。
バイデン大統領を中心に外交を積極展開したい
それから、選挙後の外交についてご質問がありました。選挙後の外交、選挙後、引き続き内閣を委ねていただけるとしたならば、やはり外交を本格化させていきたいと思っています。そして先ほど申し上げたように、電話会談等は精力的に行っていますが、やはり外交の基本は対面、人と人との信頼だと思いますので、対面外交を思い切って進めていきたいなと思っています。そのやはり第一に挙がるのはアメリカとの関係ということですので、アメリカ、バイデン大統領を中心に外交を積極的に展開していきたいと思っています。 3点目、要は国会。国会を開き、そしてこれから選挙をお願いするわけですが、その国会において所信表明と代表質問だけで十分かというご指摘ありました。国民の皆さんに選挙をお願いする以上、これはしっかりと丁寧な説明するということ、これは大変重要なことだと思います。ただ、一方で、今の衆議院議員の任期は10月21日までということであります。ですから21日以降、衆議院議員の空白、これはできるだけ小さくしていかなければいけない。こうした現実的な要請もあるんだと思います。 こうしたことと、できるだけ国民の皆さんに丁寧に説明することとのバランスの中で考えた場合、私は今回、所信表明演説と、衆参合わせて3日間にわたる代表質問、こういったものを通じてできるだけ私の考え方、また、私の内閣の方針について説明をさせていただいた、こうしたことで選挙をお願いさせていただいた、こういった次第であります。以上です。 司会:ここからは幹事社以外の方からご質問をお受けいたします。ご質問を希望される方は挙手をお願いいたします。こちらで指名いたしますのでマイクにお進みください。では、長内さん。 【書き起こし】衆議院が解散 岸田首相が会見 全文2に続く