大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文3)軽症でも原疾患のある人は重症病床へ
感染力の強さが反映されているのか
毎日新聞:ありがとうございます。それ、つまりこれまでと違うオミクロンの拡大の強さ、それから、これまでが例えばそういう重症病床、重症の方が入っておられるような病院ではなんとか感染を止めていたけれども、オミクロンの感染力の強さで、そういった人たちにも、うつっていくというような状況がこれまで以上にあるという、そういうことが反映されてるんでしょうか。 吉村:そういうこともありますし、市中から運ばれてきた段階で、コロナで重症じゃないのに、別の病気で運ばれてきたんだけどコロナに罹患してた、そういうこともあります。聞いた別のエピソードでは、手術をするという段階になって調べたらコロナだから、その手術が必要あると医者は判断してるんだけども、コロナの治療が必要だったと判断していないような状況でも、それはコロナなのでコロナの重症病床じゃないと、ICUで、そこで対応するという事例が出てきているということなので。だからオミクロンの特徴としての重症を捉えないと、重症病床の逼迫度、真実の逼迫度が見えにくくなってしまうと思ってます。なので、これは公表をしていきます。 そう考えると、さっきもちょっとちらっと言ったんですけど、国基準の重症病床って、あれでいいんじゃないの? っていう方もいらっしゃると思いますが、あれは実態やっぱり把握は、正確にはなってないと思います。大阪で病床は1300床確保してて254名の重症者の方がいらっしゃる。254名の中にこの方はいらっしゃると思いますけれども。実際に1365床、何かコロナの重症で使えるかっていうと使えないですし。現実問題、HCUに入られている方、これは何か、費用としてはコロナの重症というか、特別料みたいな料金、報酬制度はそうなってますけれども、実際はHCUに入って重症治療が必要になるほどじゃない方もいらっしゃるというのが実態だと思うので。
いつからフェーズ3に?
そこを実態とすると、医療で命を守るという観点からすると、やっぱり実態を見誤るから、この基準でやってきた、大阪府もこの基準でやってきたわけですけれども。ただ、オミクロンのさっき申し上げた実態を鑑みると、実際に重症病床で治療を必要とされている方、そしてコロナは軽症であるという方、これは隔離してやるということになっていますので。隔離しないという判断をしたらまた別かもしれませんけど、隔離してやるという判断をする限りは、重症病床は埋まっていきますから。そうするとこちらで知らない間に埋まってきて、そして本来のコロナの重症で重たくなった人が受け入れなくなるというようなことっていうのがありうることになります。ですからこの正確な数字を公表していきたいと思っています。 毎日新聞:ありがとうございます。このフェーズ3への運用移行なんですけれども、一応、ごめんなさい、再度確認ですけど、これ、いつからフェーズ3? 吉村:本日です。 毎日新聞:今日からですか。ありがとうございます。それと、ちょっと話違いますけれども、先週も聞いたので、一応もし分かればなんですけども、無料検査の今のところ陽性率ってどれぐらいになってるんでしょうか。 吉村:先日4.9%とお伝えしてから新しい情報は。 男性:今日、公表になる。 吉村:あ、今日公表ということなので、今日公表させていただきます。 毎日新聞:ありがとうございます。 司会:はい、ほかに。朝日新聞さん。