大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文3)軽症でも原疾患のある人は重症病床へ
できるだけ宿泊療養に回していきたいのか
朝日新聞:朝日新聞の久保田です。きのうの対策本部会議でもあった話なんですが、大阪府の入院療養の考え方で宿泊療養がまだ25%程度で、より、今1日に入れられる能力、搬送できる能力よりも実態としては自宅希望、自宅待機とか自宅療養希望する方が多いので、あまり上がってきてないと、頭打ちになっているという状況があると思います。40歳以上のという条件もなくしたと思うんですが、一方で大規模医療・療養センターの運用を基準より前倒しして始めるということで、大阪府としては、これ、できるだけ宿泊療養に回していきたいということでいいのか、その方向性についてあらためて教えてください。 吉村:はい。できるだけ自宅よりは宿泊療養に回していきたいと思っています。また自宅で不安を感じられる方については一時避難施設としての大規模センターも利用していただきたいと思っています。そこにはお医者さんもいて看護師さんもいますので、自宅でいるよりはやはりリスクは少なくなると思っています。 この間、特にホテルについてはオミクロンの感染拡大力が強いだろうということで、やはりそのリスクっていうのは考えていかなきゃいけないので、これは感染症のいろんな、協議会で最後決まって、意見も聞いた上で協議会で決めたことですけれども、やはり40歳以上の人と20代、30代考えると40歳以上のほうがリスクは高いです。なので、まず40歳以上の方は原則、入院が必要ない方で40歳以上は宿泊療養でお願いしますと。そして40歳未満についても20代、30代でもハイリスク要因がある方は優先してホテルにお願いしますという運用をしてきました。
入っていただいたほうがリスクは低い
実際オミクロンで感染拡大は増えていますが、現実この運用の中でやはり自宅を希望される方が多くいらっしゃいます。年齢で区分しているので、どうしても20代、30代はもう自宅というようなことも、そういった判断がどうしても出てきたところがあったと思うので、これからはできるだけ、受け入れ能力はまだありますから、そしてこれから感染も拡大してくる可能性のほうが高いです。なので20代、30代、年齢問わず宿泊療養希望する方は今、1万200室、そして今度は1万1500室まで増やします。今25%なので、できるだけ入っていただいたほうがリスクは低いですから、その範囲を広げていこうということです。 なので、この基準を設定したときよりも、われわれも40代以上の方については宿泊療養案内をしていますし、40代未満の方についてもリスク高い、リスク要因の方は案内してるんですけど、それでもあまり希望される方がたぶん少ない。ひょっとしてオミクロンそのものの、なんて言うんですかね、リスクっていうのを自宅で、自宅のほうが当然住みやすいですから、自宅で、もうそこで療養しますという方がやっぱり多いのかなと。デルタとかそこら辺と比べるとですね。オミクロンそのものによる重症化率っていうのもやっぱり報道されてますから、そういうところもあるんだろうとは思います。 ただやっぱりできるだけ自宅より宿泊療養のほうがリスクとしては回避できる可能性高いと思っていますので、われわれも1万室以上、準備もしてきましたから、年齢要件というのを取っ払って全ての方で、宿泊療養希望される方にはできるだけそっちに入っていただきたいと思います。それが圧倒的に今後、陽性者の数がまた増えて、そしてもう宿泊療養が圧倒的に増えてくるということになるとまた考えなきゃいけないかもしれませんが、今はそうなっていないので、できるだけ活用しようということでやっていきます。なので、これから宿泊療養の使用率は上がってくるだろうと思います。 朝日新聞:そのときに一時避難施設としてインテックスを使うということ想定であれば、保健所だったり自宅待機SOSの調整に時間掛かっている人がすぐに、インテックスだったらすぐに入れるとかであれば一時待機の機能として果たせると思うんですけども、ここのロジというか一時待機施設として機能する対策みたいなところは取れてるんでしょうか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見1月26日 全文4に続く