大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文3)軽症でも原疾患のある人は重症病床へ
現状で緊急事態宣言は要請すべきではないという考えか
毎日放送:そういうところも踏まえると、根本的に感染者を抑えるっていう対策が必要かと思うんですが、緊急事態宣言などの要請について、現状は、やはり要請はすべきではないというふうに考えてますでしょうか。 吉村:すべきではないと考えているわけではありません。最後、治療も受けられずにお亡くなりになるような方が出てくると、やっぱりこれは防がなきゃいけませんから。そういった状況になる可能性があると判断すれば、これは緊急事態宣言を要請するということになります。今まで重症、とりわけ、重症病床が最後のとりででした。アルファ株もデルタ株のときもそうでしたけど、コロナでやっぱり重たくなる。そして重症化して、そこを、重症病床も増やして、そしてそこは、あぶれるようなことはやっぱり避けなきゃいけない。で、自宅で呼吸が非常に厳しくなって、入院先もなくなってお亡くなりになるというのが夏から起きてたわけです。なので、それは防がなきゃいけない。防ぐためには緊急事態宣言をして経済を止めてでもやっぱり数を減らす。それが必要でした。 その発想だけでは、やっぱりオミクロンは対応できないなというのが今考えているところです。コロナの重症病床のこの方、今37人。おそらくデルタで引き直したら、本来であれば400人から500人ぐらい、ここが重症者数になっていないとおかしいんだけども、37人という状況です。ただ、コロナではそういう状況なんだけれども、先ほど申し上げたとおり数が圧倒的に増えてきていますから、それ以外の、もともとの病気やけが等の人の命が救えないようなことがあったら、これはやっぱりそこの病床が足りないということになったら良くないですから。
いらっしゃいキャンペーン、経過措置期間は2月1日まで
だからそういった意味ではこの重症というのも、考え方として、日々これが何人というのは報告していきますので、ここの数も見ながら、これ、今コロナの、どこで治療をしているかっていうとコロナの重症病床で治療をしているわけですから、ここがあぶれるような状況になると助かる命も助からないということにもなってきます。通常の病床使用率のほうは、入院基準というのは定められますけれども、こちら重症のほうは入院基準を定められませんので。ですので、ここの数も見ながら、これが増えてくるようであれば緊急事態宣言を要請するということになると思います。これはオミクロン特有の状況だと思います。 毎日放送:連日、過去最多を更新しているということであれば、現状としてそういう状況にあるのではないかなというふうに思うんですが、その辺りはどう今考えられていますか。 吉村:なので、今これ77人ですから、これがどのぐらいに推移していくのか、ここを注視したいと思っています。 毎日放送:ありがとうございます。 吉村:すみません、失礼しました。いらっしゃいキャンペーンの話ですけれども、経過措置期間が2月1日までとなりました。ですので2月1日までを経過措置期間として、2月2日から2月20日まで、ここが利用停止期間、割引なしの期間になります。ですので2月1日までは、これは府民の皆さんに利用の自粛呼び掛けをしていますが、この割引等はあるということになりますが、2月2日以降はもう完全に利用停止ですので割引等の仕組みはないということになります。事業者の皆さんには、宿泊については7日、まん延防止適用日から7日。そして旅行業者については20日間の、期間中のキャンセルについては割引額分の補填をしたいというふうに、補填をする予定です。その辺りの詳細については事業者に担当部からお伝えをしているところです。 司会:それでは毎日新聞さん。