大阪府・吉村知事が定例会見1月26日(全文1)陽性者増を受け、宿泊療養施設を拡充
大阪府の吉村洋文知事は26日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「9800人前後の陽性者」大阪府・吉村知事が会見(2022年1月26日)」に対応しております。 【動画】「9800人前後の陽性者」大阪府・吉村知事が会見(2022年1月26日) ◇ ◇
まん延防止等重点措置の適用が決定
司会:お待たせしました。それではただ今より知事記者会見を始めたいと思います。知事、よろしくお願いいたします。 吉村:まず現在の大阪の新型コロナウイルスの感染状況についてです。昨日、まん延防止等重点措置の適用が本部会議、国の本部会議でも府の本部会議でも決定をいたしました。国は措置の指定となり、大阪府の本部会議において、それに基づいて事業者の皆さんにお願いすること、府民の皆さんにお願いすることというのを決定いたしました。今、オミクロン株の感染が、やはり非常に拡大が続いているという状況であります。なんとかこの感染拡大の山というのを少しでも下げていく必要があります。ぜひ府民の皆さん、感染対策にご協力をよろしくお願いします。 現状のオミクロンの感染の状況ですが、これは1週間ごとの新規陽性者数です。倍加速度は少し下がってる可能性があります。一番高かったときは8.25倍と、1週間で8倍増えるというようなときもありました。そのあと5倍、2倍ときてますので、倍加速度そのものについては下がってる可能性がありますが、もともとの母数が多いという状況ですので、現状においても増えてるという、日々、過去最多を更新すると。その割合が少し下がってきてるということはありますが、増加傾向にあるという傾向は続いていると思っています。
保健所から連絡がない場合は「自宅待機SOS」へ連絡を
つまりこれが続くということは、このあとの病床も逼迫してくるということにもなりますし、重症者の方も増えてくるということになります。オミクロン特有の課題という、これはもう全国でも起きてることですけれども、オミクロン株の陽性者が多い、軽症、無症状を含めると非常に多いという中で、他の病気、一般医療との両立であったり一般社会の維持活動、そことの支障が生じてきてるということも大きな問題でもあります。 これは年代別の新規陽性者数です。数について見ますと、20代、30代については少し伸びが下がりつつありますが、ただ、この60代以上、このレッドのラインですけども、ここはまだ下がっていないと、むしろ伸びつつあるというような状況です。ですので、このあと60代以上ということになると、これは重症化リスクの高い方になりますから、そういった意味でこれは警戒が必要だということになります。 検査と陽性率です。陽性率については現在22.9%、平均して22.9%で上がっているという状況が続いています。20%から25%の間の今、状況です。感染者、陽性者の数が増えてると。検査数としても3万5000件程度検査してるときもありますが、陽性者の数そのものが非常に多いという現状です。病床の使用率です。入院患者の重症、軽症、中等症、宿泊療養、自宅療養について、それぞれの病床使用率です。重症病床の使用率については6%という現状ですが、オミクロン特有の新たな課題がありますので、これはあとで説明します。そして軽症、中等症の病床使用率が59%、宿泊療養については24%という状況です。 自宅療養の方も増えています。ですので、また保健所が非常に逼迫してるという現状もあります。どこに連絡したらいいのというところ、ここが非常に重要だと思ってますので、この連絡先、これはもう何度もこの記者会見でもお伝えをしていますが、また再度あらためてお伝えをいたします。まずこの真ん中のところ、レッドで示してますが、陽性判明してるんだけれども保健所から連絡がないと。2日経過しても保健所から連絡がなくて困ってると。夜間や休日に体調が悪化して健康相談をしたいと、医療機関を受診したいという方、保健所から連絡ないのにどうしたらいいのというところですが、ここについては自宅待機SOSという特別の受け皿を準備、相談機関を設置しています。ここは24時間受け付けをしてまして、今、回線も150回線を、増強してやってるところです。ですので保健所になかなか連絡がつながりにくいという方についてはこちらのほうに連絡を、自宅待機SOSのほうに連絡をお願いしたいと思います。