大阪府26日のコロナ感染確認9800人前後の見通し 過去最多
大阪府26日のコロナ感染確認9800人前後の見通し 過去最多
大阪府の吉村洋文知事は26日午後、大阪府庁で定例記者会見を開き、会見冒頭で大阪府内で新たに9800人前後が新型コロナウイルスに感染していることが確認される見通しだと発表した。過去最多になるという。詳細な数字については、同日午後5時ごろに発表する。 【動画】大阪府・吉村知事が会見(2022年1月26日)
吉村知事は、現在の大阪府内におけるオミクロン株の感染状況について「倍加速度は少し下がっている可能性があります。しかし、元々の母数が多い状況なので、現状においても増えている状況です。これが続くということは病床もひっ迫することになり、重症者の方も増えてくることになります」と説明した。
そして「オミクロン特有の課題として、軽症、無症状を含めると非常に多く、一般社会の維持活動に支障をきたしている。年代別の新規陽性者数をみると、20代、30代については少し伸びが下がりつつありますが、60代以上は下がっていない状況です。ですので、このあと60代以上ということになると、重症者リスクの高い方になるので気をつけなければならない」と続けた。
会見では報道陣から「大阪府として検査キットが不足していると感じているか」という質問があった。 それに対し、吉村知事は「検査キットは不足していると感じています。とりわけ小さなクリニックでは検査キット不足で検査停止というところもあると聞いています。検査キットは不足しているという認識です」と答えた。 しかし「ここについて国に要望し国の方で増産して確保すると連絡がありますので、それを急いでもらいたいと思います。今の段階で無症状の検査場を閉めるとか、そこまでの判断はしていません」と述べた。
また「どの段階で無料検査場を閉めるなどの基準などはあるか」という質問もあった。 それに対し吉村知事は「具体的な基準があるわけではありませんが、検査キットが不足して検査自体が医療機関やクリニックで難しくなってきてるよということであれば医療機関やクリニックで、そちらの方に当然検査キットを回すべきだし、そうなれば無料の検査場は一旦停止という判断をする必要があると思っています」と答えた。 しかし「検査キットが供給されるのであれば続けた方がいいと思ってますから、現時点で検査キットは増産して供給すると聞いてますので、それを急ぎお願いしたいと思っています」と話していた。