「コロナのいわゆる重い症状ではないんだけれども、基礎疾患でお亡くなりになる方が増える可能性は高い。これはオミクロン特有の状況だろうと思っています」と吉村知事

　大阪府の吉村洋文知事は26日午後、定例会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「9800人前後の陽性者」大阪府・吉村知事が会見（2022年1月26日）」に対応しております。 【動画】「9800人前後の陽性者」大阪府・吉村知事が会見（2022年1月26日） 　　　　　◇　　　　　◇

40人は今、重症病床にいるのか

吉村：数が圧倒的に多いですから、それこそつながりにくくなって回線が集中したら困りますので、陽性者の方はもうこちらにかけてください。陽性じゃない方についてはこちらにかけてください。こちらの陽性じゃない方の番号もつながりにくくなったら、こっち側に転送するとかっていう仕組みにしていますので、少しここは、それぞれは増強していっているわけですけども、全てごった煮すると余計、本来、特に陽性の方っていうのは、こちらのほうは支援が必要とされる、すぐにつなげてやっぱりいかなきゃいけないところなので、そこは分けたほうがいいと思ってます。そしてこれを増強していく。つながりにくくなる場面がすごいピンポイントであるかもしれませんが、同じときにかけるとそれがあるかもしれませんが、そうできるだけならないように回線を増強していきたいと思います。 毎日放送：ありがとうございます。あと、ちょっと話変わりまして、フリップ7のところで、その他、重症病床の使用患者数のところ、きのう時点で、患者40人の方が、コロナの重症ではない、軽症、中等症なんだけれども、持っている病気でっていうお話だったんですが、この方っていうのは、結局その40人の方は重症病床に今、現状入られているっていうことになるんでしょうか。 吉村：そういうことになります。

基礎疾患によって亡くなったということか

毎日放送：きのう亡くなられた方で言うと、先ほども重症から亡くなられたわけではないというお話あったかと思うんですが、この方はコロナの重症ではないんだけれども、基礎疾患によって亡くなったっていう認識になるんですかね。 吉村：個別の、お1人お1人の方の情報がありますので、ちょっとそこの細かい情報までは分かりませんけれども、重症病床で、コロナの重症を治療して亡くなった方はいらっしゃらないというように聞いています。なので、やはりもともと原疾患等をお持ちの方がお亡くなりになられているというふうに聞いています。やはり世の中、生活する中で、5％の方はすでに非常に高いリスクの中で生活をされて、あるいは介護を受けられたりしている方も多くいらっしゃいますので、そこにコロナが入ると、どうしてもコロナの重症じゃなくても、それはインフルエンザのときもあった話ではあるんですけれども、お亡くなりになってしまうということがあります。なので、昨日の10名の方もコロナの重症治療、重症状態になって治療したという方ではないというふうに聞いてます。 毎日放送：これまで、デルタ株のときとかは重症化して亡くなるっていうのが、感覚的なんですけど、半数ぐらい、お伺いしている中ではあったのかなと思ったんですが、今回のオミクロン株で言うと重症化せずに亡くなっているっていうのは、そちらのほうがより問題ではないのかなというふうに思うんですが、その辺り、どう受け止められていますか。 吉村：デルタ株のときは重症化率が1％、約1％。で、お亡くなりになる率が0.4％でした。現時点の、早い段階での調査ですけど、オミクロンでいくと重症化率が0.05％、お亡くなりになる率が0.04％です。今後これがどう推移していくのかっていうのは、なかなか分かりづらいところがあるとは思うんですけれども、これだけ感染者の数が増えてくると、コロナで、いわゆる重たい肺炎になって、コロナの症状によってお亡くなりになるというよりは、もともと重い基礎疾患や病気をお持ちの方がコロナに感染して、で、コロナとしては軽症で、コロナのいわゆる重い症状ではないんだけれども、ただ、基礎疾患でお亡くなりになる方が増えてくる可能性は高いと思っています。それだけやっぱり数が多いとそういう状況になってくると。これはオミクロン特有の状況だろうというふうに思っています。