大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文2)育てる側に届けてあげてもらいたい
なるべく多くの方が見に行ける配慮が必要では
人民新聞:アレルギーの一部なんですが、アレルギーの場合には、例えば皮膚症状などのものとか呼吸困難に限りますが、化学物質過敏症の場合には失神したりとか、意識を失ったりとか、中にはもう本当に命に関わるという方がいらっしゃるんですね。そういう方は本当に外にも出られないとか、そういう方もいらっしゃいます。そこまではいかないんですが、やっぱり外出の際に行ける場所が限られるという人もいます。それから小さいお子さんとか学生さんでもそういう方はいらっしゃるので、そういう方はなるべくそういう機会に触れるほうがいいのに、そういうところに行けないっていう状況も起きています。なので、こういう不特定多数の施設をつくる場合には、なるべく多くの方が参加できる、見に行けるというような配慮をする必要が公の場所にはあるのかなというふうには思っています。 松井:どっか見本となるような公の施設ってあるの? 人民新聞:今のところ私が自分で知ってるところはありませんが、小さい、例えば個人でやってるようなお店であるとか、実際に過敏症の方が経営されているお店なんかは、いろんな工夫をされてるところがあります。例えばしっくいのものとか、しっくいの壁を使ったものはそういうのが起きにくいとか、建築材みたいなもののホルムアルデヒドとか石綿とか、そういうものを使わないような建て方をするとか、それからせっけんや香料のようなものにちょっと気を付けることとか、美術館などの場合には防虫剤ですね、そういう展示物に使われる防虫剤が非常に危険な場合があったりするので、そういうものを使っていますよっていうふうな掲示をするとか、お土産で販売するものの中に化学物質を使っているものがあると、そこに行った場合に反応する人がいるから、ここのエリアではこういうものがありますよっていう掲示をするとか、そういうことは必要かなというふうに思いますし。 松井:分かりました。1回ちょっと検証してみます。 人民新聞:よろしくお願いします。 司会:次の質問をお受けします。毎日放送さん。