大阪市・松井市長が定例会見1月27日(全文4)総理経験者が人をヒトラーに見立てていいのか
大阪市の松井一郎市長は27日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年1月27日)」に対応しております。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年1月27日) ◇ ◇
橋下氏も個人をヒトラーに例えるような投稿をしているが
朝日新聞:すいません、朝日新聞の新谷です。関連する質問にはなるんですが、確かにヒトラーを礼賛するような発言は決してあってはならないと思います。ただ、橋下徹さんご自身も2017年にTwitterで、個人をヒトラーに例えるような投稿をされているんですけれども、それについてはどのようにお考えですか。 松井:それは相手が言ってきたんやろ。で、相手、民間人で、それでその相手が公人やったら、しかるべきところで抗議していました。ただ、相手が民間人でTwitterでSNSでそういうことを言ったから、これはもう感情的にそういうことを言うやつがヒトラーじゃないかと、こういう表現にしていますよね、それ。だから、相手が人を、橋下さんをヒトラーになぞらえて差別的な、差別主義者的なことをSNSで発信している。そのことに対して橋下さんは民間人に民間人として言い返しただけ、これはどっちにも公人がそのときにはいないわけ。それはSNSの中での話なんじゃないの。橋下さんが言いだしたんじゃないよ。 だから、朝日新聞もそれは、どっちが悪いんやろうね。言いだしてやゆしたほうに、そんなこと言うやつがおかしいやないかいっていう、それをヒトラーに例えただけで、相手がヒトラーに例えたんだから。今回の菅さんの話と一緒? それ。
国際社会でこれは通用するのか
朝日新聞:いや、その点、個別に考えるべきだと思いますので、その違いについて今、松井さんのお考えも聞けたらと思っていまして。 松井:まったく違うじゃない。菅さんは公党の最高顧問であり、日本の総理経験者ですよ。辞めたとはいえ歴代の総理。外交の、日本の代表だった人ですよ。その人が、もちろん、菅さんはあんまりサミット行けなかったのかな。でもやっぱり日本の顔だった人、世界に向けて。その人が弁舌巧みとはいう理屈であろうと、人をヒトラーに見立てる、思い浮かばせるっていうのをやっていいんかね。国際社会でこれは通用するんかね。 だから、朝日新聞なんて普段人権、それから寛容性、許容性、特にわれわれに対してはなんでも丸ばつ、白黒はっきりさせるなんていうのはおかしいっていうて、非常に否定、コメント出してくれてるけど、菅さんは許すの? 菅さん。 朝日新聞:今、ちょっとお答えする立場にないので。 松井:うん。だから橋下さんの17年のTwitterでの表現と、菅さんの今回の表現とは、まったく質の違うもんやと僕は思いますよ。これ、質が同じだというメディアがあったら、教えてもらいたいね。 朝日新聞:ありがとうございます。