春に美しいスイセンの花を咲かせましょう!正しい植え方や育て方、うまく咲かせるためのコツとは?
花がら摘みは必要?
スイセンが花をつけ、その後枯れてしまったら、花がらは摘んでください。 花がら摘みに関しては、2つの考え方があります。1つは、茎から切ってしまうこと。そうすれば、庭がきれいに見えます。もう1つは、花だけを取り除くやり方です。 ハッチンズは、開花の時期が終わったら花だけを摘み取ることをすすめます。 「開花する期間を終えても、葉は光合成を続けており、次の春に向けてエネルギーを取り込んでいるのです」と彼はいい、続けます。「これが、(なかにはこうしてしまう庭師もいますが)茎や葉の部分まで切り取ってはいけない理由です。光合成が行われる表面積を減らしてはいけません」 葉が黄色に変化してきたら、球根が休眠期に入るサインだと思ってください。花以外の部分を取り除くのなら、このタイミングまで待つべきだと、彼はいいます。
スイセンを増やすには?
スイセンを増やすやり方のひとつが、球根を分けることです。ただし、頻度やその必要性については、さまざまな意見があります。アメリカ・スイセン協会は、数年に1度は株分けをするべきだとすすめます。 株分けによってスイセンを増やすやり方には、以下のものがあります。 1.夏に入り、葉が黄色く、乾燥し始めたら(1カ月半から2カ月の間に起こります)葉を約8㎝まで切り込みましょう。 2.ガーデンフォークを使って土をほぐし、ていねいに球根を土から掘り起こしてください。 3.球根を取り出し、土をはらいます。やわらかくなってしまった箇所や虫食いを探しましょう。もしこうした問題を見つけたら、その球根は捨ててしまってください。 4.球根を分けるには、親株の上にできた新しい球根がそこから離れるまで、ねじりながら反対方向に動かします。翌年に開花するためには、球根の大きさは3.8㎝以上を確保する必要があります。球根が小さければ小さいほど、花をつけるのに時間を要するということを覚えておきましょう。 5.新しい球根はすぐに植えてもいいし、次のシーズンまで待っても構いません。保管する場合は、暗く涼しい場所に置いてください。