小池都知事が定例会見4月2日(全文1)テレワークは人流の抑制に有効
あらためてテレワークの徹底をお願いしたい
ただ、コロナは人を介して感染するということ、ここがポイントになるわけですから、コロナを抑え込むには人の流れ、先ほどからずっと申し上げているように人の流れの話と、飲食店などでのポイントになるところを押さえるという点ですけど、これについてはやはり都民の皆さん、事業者の皆さん、1人1人のご協力が不可欠になってくるわけであります。 特にあらためて、この新年度で入社式などを終えられました事業者の皆さんに、あらためてテレワークの徹底をお願い申し上げます。さらには都民の皆さんに、こちらも基本に立ち戻っていただいて、マスクの着用、消毒、そして3密を避けるということで感染防止策の徹底。もう基本の基本に常に戻ってくるわけですけれども、こちらのほうをお願いいたします。ということで、リバウンド防止期間でありますので、この間、大変重要でございます。この点よろしくお願いをいたします。 2つ目のテーマでありますけれども、都内で子供さんを生み育てる家庭への経済的支援についてのお知らせであります。令和2年4月から10月までの都内の妊娠届数でありますが、前年と比べますと約1割減ったんですね。大きな減少になっております。コロナ禍において、子供を生むということに対して、経済的な面も含めて不安が高まっている、その証左かと思います。そこで、出産・育児に臨む方々を社会全体で後押ししようということで、まず10万円分の育児用品、子育て支援サービスなどを提供する「東京都出産応援事業 ~コロナに負けない!~」、これがタイトルなんですが、こちらを新たに実施するというお知らせであります。
出産・育児に臨む人々を社会全体で後押し
対象ですけれども、令和の3年、今年ですね、1月の1日から令和5年の3月31日までに出生したお子さんをお持ちで、出生時に都内に住民登録のあるご家庭といたします。提供する商品などは、食料品、育児用品、日用品、こういった商品だけでなく、ベビーシッターなどの家事や育児サービスなどもこの中に入っておりますので、必要なサービスをお選びいただけるようになっています。 対象となるご家庭に対して、それぞれお住まいの区市町村を通じまして、4月の中旬ぐらいになりますけれど、専用のIDとパスワードを記載いたしましたこのようなカードを配布いたします。そしてこれを、ここにカードがあるんですけれども、これを用いて専用サイトへアクセスしていただいて、ご希望の商品などを選択できるというような立て付けになっております。また、子育て家庭のニーズは今後の施策にも、これを通じまして生かしていきますので、この専用サイトを設けます。そこから商品を選んでいただいたりするわけですけど、これはアンケートにもつながりますので、ぜひそちらのほうのアンケートにもご協力をいただいて、子育て中、不安なことは何かとか、こういった商品があればいいのになとか、そういったことなどもやりとりできるような形を取っていきたいというふうに考えております。 それから3つ目のテーマでありますけれども、こちらは東京と全国各地、共存共栄ということで、その取り組みについての新たなお知らせです。これまで東京都は全国各地と連携しまして、また、協力して、それぞれの持つ魅力や強みを高める、そのための展開を行ってまいりました。今回、自治体間の情報共有のプラットフォームをつくるということで、東京と全国の自治体、さらには各自治体同士が連携しまして取り組む施策などを幅広く紹介をいたします。このようなポータルサイトを開設いたしました。これは全国で新たな連携事業を生み出すためのハブになる、そのような形で活用していただくことで、各地の活性化や地域課題の解決につなげていきたいと考えています。 このサイト内には都道府県別、こうやって、よくある形ですね。都道府県別でクリックしていただくとか、また、事業分野別の検索も行えるということで、参照したい取り組み事例の記事を容易に閲覧できるようにしてあります。また、全国知事会プロジェクトチームで、私自身リーダーを務めているのが国産木材の活用についてでありますけれども、それぞれの自治体や民間の事例なども多数紹介をいたしております。