小池都知事が定例会見4月2日(全文2完)結局のところ、ワクチン待ち
東京都の小池百合子知事は2日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「小池都知事「ワクチン確保は国に頑張って欲しい」(2021年4月2日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「ワクチン確保は国に頑張って欲しい」(2021年4月2日) ◇ ◇
変異株の検査体制をどう考えているのか
小池:新宿新聞さん。 新宿新聞:新宿新聞の喜田です。変異株のことでお聞きしたいんですけども。東京と大阪の変異株の感染者数なんですが、大阪と東京、東京が圧倒的に少ないといわれています。それについての原因はなんだとお考えになっているのかということと、その変異株の、これから主流になると思われる変異株の検査体制、それについてどのようにお考えになっているか、お聞かせください。 小池:圧倒的に少ないというご質問の趣旨には合わないかと思います。圧倒的、数の上では多数を占めています。ただし健安研が占めているのが5%、そしてそのほかの民間の検査機関が占めているのが95%ということでありまして、そういう中で大きな検査機関の皆さんのご協力を得ることによって、今20%ですけれども、それを増やしていくということであります。ここは専門家でも意見が異なるところがあって、検査数を伸ばすことの、これが目標化するのか、それとも検査の、なんて言うんでしょうか、全体を確認する、統計的な部分を重視するのか。先生方によって結構、ご専門の先生ほど全体の検査については否定的というように専門家のほうから伺っております。ただ、私はぜひ民間の機関、検体を届けてもらったり、よく自由診療をやっておられる方々は、ああいう検体はもうそのままにされるんですね。そこをどう確保するかという物理的な、ロジ的な話もございますので、その辺りも声を掛けて進めていきたいというふうに考えております。 変異株は、これからもどんどん変異をするというのがウイルスの性質だというふうに伺っております。そして特に東京においてはこのE484Kという、そういう性質の変異だというふうに聞いております。これが大阪型のN501Yの、この広がりは確認されておらず、E484K株が約半数を占めているというのが現状であります。今後も、この健康安全研究センターでゲノム解析をしておりますので、これらE484K変異株の動向の把握ということと、それから国立感染研があります。そして関東近県にはそれぞれ衛生研究所がありますので、連携をしながら、図っていきたいということで進めてまいります。以上です。