大阪府・吉村知事が定例会見12月23日(全文3完)この一冬をどう越えるかが重要
ボーナス補填と支援金は一括か
読売新聞:読売新聞の藤本です。追加ですいません1点、先ほど知事がおっしゃった看護師の方へのボーナスのことなんですけども、制度として看護師さんへのボーナスの補填分と、今後検討される、すでに受け入れてらっしゃる軽症、中等症の患者さんの受け入れ病院への支援金というのは分けることなく、基本的に一括でというようなイメージをされてるんですかね。 吉村:2つの制度をつくろうと思っています。というのは、今までやってくれた80の病院の皆さん、もうずっとやっているのにボーナスがカットされているとか、ボーナスがないとかいわれている方がいらっしゃる、この状況は僕は絶対打開しなきゃいけないと思っています。ですのでそこに対する支援金制度。ただそこは人件費に直接というのはやっぱり、さっき言ったとおり、もともとはこれは民間経営の場合は民間の経営者の判断でいろいろされているとこあるので、ボーナスが当然払われているとこもあるし、ボーナスを払ってないけどもいろんな応援をやったりとか、いろんな事情があると思うので、直接の人件費の支援というのは難しいと思います。 極論を言うと、その分、税金上乗せをしても給料減らせば、減るわけですから。公務員ではそんなの絶対できないんですけど。そういった意味では人件費補助というのは今、特別勤務手当でやっていますからそれでなんとか見ていただく。それだけじゃなくて今回ボーナスカットとか、それはちょっとおかしいでしょうと思いますので、それに十分見合うぐらいの支援金を、分かりやすいのはやっぱり病床単位。病床が例えば重症病床だったらだいたい何人ぐらいの看護師さんが仕事していますねってなったら、その何人掛ける幾らっていうのをやって、このぐらいの金額を1床当たり病床支援として、そのコロナの治療をやってくれている病院にお渡しする。
中等症向け病床を増やさねばならない
その病院にはできるだけこの看護師さん本当にしんどい状況なんで、ボーナスカットもししているんだったら、きちんとそこでやってくださいよって、これはもう僕からのメッセージみたいになるかもしれませんが、そういったことに十分足りるようなものを制度としてつくりたいというふうに思います。それが1つの制度。 ちょっとそこはいったん忘れてもらって、病床、中等症を増やしていかないといけません。第4波来たときに、今までも非常に厳しい状況です。先ほど申し上げたとおり500の病院が大阪にはあって、8万の病床があるのに、今、実際にコロナの治療やっているのは80の病院で、1200の中等症の病床です。これを、裾野を増やしていかなきゃいけないというのが今の僕の問題意識です。第4波に備えて。そうなったときに、まず基準をつくると、これは医学的な基準をつくると。これは専門家でやってもらいます。基準をつくるだけじゃなくて、今いろんな支援策あるんですけど、その今のいろんな支援策に加えて、コロナの受け付ける病院になってくれた場合にはこの応援金というか、支援金というのを幾らと。 それは病院単位になるのか、今、大阪市ではその趣旨で、1床1000万円っていうのをやってくれますけども、大阪府全域でこの医療機関に対しての、新しく病院になってくれたとこの支援金というのを、制度をつくりたいと。それによって裾野を広げて、病床の確保の幅を広げていきたいというこの2つの制度、これは必ずつくりたいというふうに思っています。 じゃあ金額どうなるの、というのは当然出てくるわけですけど、これは交付金を、包括交付金、厚労省の交付金を使わせてもらえばかなり充実したものができるので、それをまず使わせてもらうようにお願いしますっていうのを今、国に投げ掛けているところです。国にも要望をしました。その結果次第かなというふうには思います。 これは国がやっても大阪府がやってもどこがやってもいいとは思うんですけれども、やっぱり病床を確保するという意味ではもう最後、国からの財源がなかったとしたら一般財源でもやろうというふうに考えてるということです。 司会:次のご質問。