大阪府の年末年始の新型コロナ診療検査体制 吉村知事「一日約4千件から5千件確保できた」
大阪府の年末年始の新型コロナ診療検査体制 吉村知事「一日約4千件から5千件確保できた」
大阪府の吉村洋文知事は23日午後、大阪府庁で会見を開き、年末年始の新型コロナウイルスの診療検査体制などについて話した。年末年始は医療体制が手薄になることから、府が府内のクリニックなどに年末年始の営業状況をまとめ、概ね一日約4千件から5千件の検査体制について確保することができたと話した。 【中継】大阪府・吉村知事が定例会見 年末年始の医療体制は?(2020年12月23日)
ドライブスルー検査場を合わせると6千件程度の検査体制に
会見によると、府では今月初めから医療機関に対し、年末年始に新型コロナ対応への協力を呼びかけた通知を行った。そして、先週末に取りまとめを実施した結果、今月29日から来月3日まで、営業できる検査機関を取りまとめたところ、一日約4千件から5千件確保できたことが分かった。 これについて吉村知事は「府が設置するドライブスルーの検査場なども合わせると、計6千件程度の検査体制については確保できたのでご報告します」と話した。
しかし、逆を言えば、年末年始は「100%確保できない」という状況でもある。吉村知事は「ある程度の確保はしていますが医療体制は手薄になります。潜伏期間を考えると、これからコロナに感染される方が年末年始に入院されることになります。なので年末年始までの間、忘年会など人と会うなどして、そこで感染した場合は年末年始に発病し、重症化もします。医療が手薄になる状況を踏まえて、いまから年末までの間はできるだけ不要不急の外出を自粛をお願いしたいと思います」と強く府民に呼びかけた。