生活が一変した…ロッチ・コカドが、43歳で「最高の趣味」を見つけられたワケ
『爆笑レッドカーペット』、『爆笑レッドシアター』(共にフジテレビ系)でブレイク、『キングオブコント』(TBS系)では3度のファイナリストと実績を残し、来年でコンビ結成20周年……。 【写真】プロ顔負け…! ロッチ・コカドがミシンで作ったものたち 40代に突入し、お笑い芸人としても脂が乗っているコカドケンタロウ(ロッチ)は、人生を充実させるため、プライベートで「夢中になれるもの」を模索。2022年43歳の時に中古ミシンを購入した。その後、独学で作品作りに没頭し、これまでに洋服やアイテムなど数十点以上を製作している。11月27日には自身初の著書となるソーイングBOOK『コカドとミシン』(ワニブックス刊)も発売された。 現在は、時間さえあれば、ミシンの前に座るという彼を見ていると、仕事に打ち込むだけではなく、「生活には夢中になれるものが必要なのではないか」、それを見つけることで「人生がより豊かになるのではないか」と感じる。今回、コカドに話を聞き、そのヒントを探ることにした。
夢中になれるものを探そう
コカドが「人生」を見つめ直すようになったのは、30代後半の頃。アイドルグループNGT48とのロケ番組を通じて出会ったファンと、ある先輩芸人との会話がきっかけだった。 「NGT48のファンの方と触れ合う機会があったんですけど、握手会に行くとか、ライブに行くとか、推し活に全力を注ぐ人たちを目の当たりにしたときに『ずっとこの子のことを考えてんねやろな』、『これだけ夢中になれることがあって人生楽しいやろうな』と思ったんです。 ちょうどその頃、仕事で(キャンプ好きでも知られる)ヒロシさんとご一緒しました。ロケバスの中で『キャンプがあることで人生が救われた気がする』、『仕事も関係なしで、キャンプでやりたいことがいっぱいある』とおっしゃっていたのを聞いて、すごいなと。そうしてNGT48のファンとの出会いや、ヒロシさんと話したことで、『僕ももうすぐ40歳になるし、夢中になれるものを探そう』と思ったんですよね」