生活が一変した…ロッチ・コカドが、43歳で「最高の趣味」を見つけられたワケ
情熱をかけられるものは必要か?
すべての人に適用されるわけではないが、コカドの話を聞いていると「人は夢中になれるものがあれば、生活と心が充実する」ということに気づく。最後にコカドに「人生には情熱をかけられるものが必要か?」と投げかけてみた。 「(『絶対にあるべき』というよりも)『あった方がいい』という感じですね。何かに夢中になれていた方が人生楽しいと思います。もちろん、それが仕事でもいいと思うんですよ……というか、それが一番いいのかもしれないですね。本当に大好きなことがあって、それが仕事になるなんて最高じゃないですか。だから、仕事でも、仕事以外の時間でも好きなことに取り組める『さかなクン』みたいな人がベストかもしれないです(笑)。ただ僕の場合は、仕事の他に、もう1個夢中になれるものが欲しかったということですね」 ミシンの話をするコカドの表情はどこか生き生きしていて、とてもうらやましく思えた。人生の充実のためにもコカドをロールモデルにし、「夢中になれるもの探し」をするのも良いのかもしれない。そんな風に思えたインタビューだった。 コカドケンタロウ 1978年8月8日生まれ、大阪府出身。ワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビ・ロッチのツッコミ担当。40歳から熱中できる趣味を探し求め、43歳でミシンに辿り着く。NHK「土スタ」、NHKラジオ「さくらひなたロッチの伸びしろラジオ」でMCを務める。毎週月曜22:00よりYouTube「ロッチナイト」を生配信中。
浜瀬 将樹(ライター)