「マドリードでは、まずあり得ない」 子どもを持つスペイン人が驚愕 日本ではよく見かける光景とは
安全な国として世界的評価が高い日本。15年ぶりに訪日したスペイン人家族は、公共交通機関で見かけたある光景に、驚きを隠せない様子でした。それはいったい、どんな光景だったのでしょうか。 【写真】スペイン人が「マドリードでは、まずあり得ない」と驚いた日本の光景の写真 ◇ ◇ ◇
親日スペイン人家族 15年ぶりの訪日
スペインの首都・マドリードからやってきた、フアンさんファミリー。息子のレオくんは、今回が初めてで、フアンさんは6回目、ヴァネッサさんは5回目の訪日という親日家の一家です。 「日本は15年ぶり。かなり久しぶりなんです」 この15年での日本の変化を、さまざまなところで実感しているというフアンさんとヴァネッサさん。カード決済を導入している店が増えたことや、Wi-Fi環境が以前よりも整ってきていることなどから、以前より格段に観光しやすくなったといいます。 ふたりが驚いたのは、日本の変化だけではありません。母国スペインの首都・マドリードでは決して見かけない、日本では当たり前のある光景に目を疑ったといいます。
「マドリードでは10代中頃までは、まずないです」
「レオと同じくらいの年の子どもが、一人で電車やバスに乗っているのを見て驚きました。スペインでも、小さな街であれば、一人で学校まで歩くことはあるかもしれません。しかし、マドリードでは10代中頃までは、まずあり得ないです」 日本では、小中高生がひとりで通学などに公共交通機関を利用する姿は、よく見かける光景です。しかし、世界では治安面から、子どもや女性のひとり歩きは避けた方が良いとされている国や地域は少なくありません。 「日本の公共交通機関が発達していることもありますが、子どもがしっかりしている証拠でもあるかもしれません」 ヴァネッサさんによると、10代中頃までの子どもを一人にすることに不安と恐怖があるといいます。そのため今は、基本的に車でレオくんの送り迎えをしています。 国際的なシンクタンク・経済平和研究所(IEP)が発表した「世界平和度指数(GPI)2024年版」で、日本は「社会の安全と治安(Societal Safety and Security)」カテゴリにおいて世界7位に選ばれています。この調査は、世界人口の99.7%にあたる163の国と地域を対象にしており、かなり上位なことがわかるでしょう。 子をもつ親として日本を訪れたことで、フアンさん夫妻は日本の子どもたちの様子に気づいたのかもしれません。残りの滞在でも、家族で安全に観光を楽しんでほしいですね。
Hint-Pot編集部