マジョルカ久保建英が衝撃の再開後初ゴール!欧州で評価急上昇中の”和製メッシ”の来季はどうなる?
昨年6月にFC東京からレアル・マドリードへ電撃移籍した久保は、3部リーグにあたるセグンダ・ディビシオンBに所属するリザーブチーム、レアル・マドリード・カスティージャではなくラ・リーガ1部でのプレーを希望。開幕直後の昨年8月にマジョルカへ期限付き移籍した。 今年に入ってからは途中出場が続いた時期もあったが、6試合ぶりに先発し、フル出場した2月21日のレアル・ベティス戦で2点目をマーク。続くヘタフェCF戦とエイバル戦でも先発し、後者では2点目をマークするなど、中盤の右サイドで存在感を放ち始めた直後にリーグ戦が中断に入った。 この時点でドリブルを仕掛けた回数と相手選手からファウルを受けた数で、久保はラ・リーガ1部全体のトップ10に名前を連ねていた。降格圏にあえぐマジョルカの攻撃陣をけん引していた証となる数字は、再開された後も先発出場を続けてきたなかでさらにはね上がっている。 スポーツのデータ分析で知られるOptaの日本語版公式ツイッター(@OptaJiro)は7日に、直近のラ・リーガ1部の10試合におけるドリブル回数のランキングを公表。102回で1位になったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(FCバルセロナ)に次いで、64回の久保が2位につけた。 さらにドリブル成功回数でも56回のメッシに次ぐ31回をマーク。再開後に対戦したバルセロナ、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリード相手にチームは敗れたものの、久保個人はハイレベルなドリブル突破を何度も披露。同時にヨーロッパ各国のクラブから大きな関心を寄せられ始めた。 新天地候補として報じられたクラブは実に30に達する。昨夏も獲得に乗り出したリーグ・アンのパリ・サンジェルマンをはじめ、セリエAのACミランやプレミアリーグのアーセナル、ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントが含まれるなかで、久保にとってベストのシナリオは何なのか。 例えばパリ・サンジェルマンは、完全移籍での獲得を希望しているとされる。ただ、レアル・マドリードは久保の違約金を、2億5000万ユーロ(約303億円)に設定している。他のクラブが手を出せない金額には、完全移籍のオファーには応じないというクラブ方針が反映されている。