マジョルカ久保建英が衝撃の再開後初ゴール!欧州で評価急上昇中の”和製メッシ”の来季はどうなる?
来シーズンに臨む陣容のなかに久保の名前があがる状況は、イコール、マジョルカで描いてきた軌跡が高く評価されていることを意味する。ただ、実際に復帰を果たしたとしてもレアル・マドリードのただでさえ厚く、夏の移籍市場でも補強するはずの選手層が久保の前に立ちはだかってくる。 先月に19歳になったばかりの年齢を考えても、可能な限り多くピッチに立ち、経験を積み重ねていく方が遠回りに見えて、その実はレアル・マドリードに居場所を築くための近道になる。その意味では期限付き移籍を継続することが、現時点におけるベストのシナリオとなる。 新天地候補のレアル・ソシエダは日本時間11日未明に、ホームにグラナダを迎えてラ・リーガ1部第35節を戦う。勝てばヘタフェを抜いて6位に浮上し、週明けの第36節で直接対決が組まれている5位のビジャレアルにも勝ち点3ポイント差に肉迫する。 マジョルカの1部残留に全身全霊をかけている久保本人は、もちろんレアル・ソシエダの動向など気に留めていないだろう。それでも来シーズンの自身の去就にも影響を与えかねないカードを含めて、久保が初めて挑んできたラ・リーガ1部がいよいよクライマックスを迎える。 (文責・藤江直人/スポーツライター)