【国会中継】安倍前首相が桜問題を説明(全文3)捜査当局は寄付に当たらぬと判断
事務所内の意思疎通をよくすべきだった
ただ今回こうしたことが起こり、本人も反省の上、公設秘書を辞職したところでございます。どうしてこうしたことになってしまったかといえば、この前夜の会合自体を開催する責任は東京の事務所が負っておりまして、そこにおいて会費等も徴収をしながら、不足分を含めて立て替え、ホテルでの立て替えも行っていた、ホテルの交渉も行っていたということであります。 一方、開催の主催は安倍晋三後援会でございますから代表はこの当該の第一秘書であったわけでありまして、ですから本来であれば東京の事務所が不足分を立て替えた上において、立て替えてからも計上するようにと、会場費等で計上するようにということを伝えていればよかったのでございますが、前任者が、もうすでに高齢のために事務所を退職していますが、のときに計上していなかった。それを引き継いだ東京の責任者も含めて、それをそのまま放置してしまったということなんですが、東京と地元の事務所がしっかりと連携をしていればこうしたことは起こらなかったんだろうと思いますし、私も国会議員としてそうした事務所内の意思疎通をよくさせておけばよかったと思います。 また私自身が最初からこれを国会で指摘されたときに、そこで知っていれば当然これは収支報告上、計上していれば問題がなかったわけでございます。捜査当局も厳しい捜査の結果、これは寄付には当たらないという判断をしていただいておりますので、これは会場費等として計上していれば、そもそもなんの問題もなかったわけでございますので、私自身がしっかりともっと厳しく対応しておけばよかったと、このように反省しているところでございます。 高木:佐藤くん。 佐藤:最後に現在から思い返しまして、慎重な答弁が求められる総理大臣として、国会に対して事実とは異なる答弁を行っていたことについてどう考えているのか。また今後どのようにして責任を果たしていこうと考えているのかお伺いして質問を終わりたいと思います。 高木:安倍晋三くん。 安倍:今回、結果として事実と違うことを述べてしまったこと、深く反省をしておりますし、政治責任を痛感しているところでございます。この上は、こうしたことによって失われた信頼を取り戻すために努力を重ねていきたい、こう考えているところでございます。今後とも研鑽を重ねながら期待に応えていくことができるように全力を尽くしていきたいと思います。ありがとうございました。 佐藤:終わります。 高木:次に宮本徹くん。宮本くん。