【国会中継】安倍前首相が桜問題を説明(全文3)捜査当局は寄付に当たらぬと判断
なぜ2014年分以降不記載にしたのか
宮本:日本共産党の宮本徹です。検察が公表しました公訴事実を見ますと、安倍前総理の秘書が共謀の上、収支報告書に記載しなかったとあります。共謀して不記載にした目的はなんなのか。多額の補填、利益供与を隠すためだったのではないのか。2013年分の補填は晋和会の収支報告書に記載があります。しかし2014年分以降はどの収支報告書にも不記載と。報道では安倍氏の秘書が2013年、総務省に問い合わせ記載が必要だと確認。ところがその後、不適切な支出だと指摘される恐れがあったため、2014年分以降は記載しないことにしたと、こう報道されているわけであります。なぜ2014年分以降、多額の補填について不記載にしたのか、当時の担当者に確認するよう通告してあります。お答えください。 高木:安倍晋三くん。 安倍:今ご指摘のとおり、13年、晋和会において計上しているわけでございますが、本来計上する先は晋和会ではなくて安倍晋三後援会であったわけでありまして、そして安倍晋三後援会に計上し、そのまま計上し続けておけばこれは問題がなかったというふうに思うわけでございますが、今ご指摘のあったように、その後、記載がなされなかったということでございます。 このことについては質問の通告の中で確かめておくようにということでございますので、当該秘書、これはもう何年も前に高齢を理由に退職をされた職員でございますが、この職員も検察から聴取等を受けているというふうに承知をしておりますので、今までこの打ち合わせ等をしてはならないということでございましたので、今まで話をしていなかったところでございますが、この当該職員は今、代理人を立てておりまして、代理人の弁護士に、私の弁護士から、代理人でございますから代理人同士が話をしなければいけないということで、代理人同士が話をさせていただきました。で、どうしてそういうことになったのか教えてもらえないのかということで連絡を取らせていただいたんですが、いわば当該代理人から、今この問題について接触を図るべきではないと考えているということで、答えられないということでございました。 高木:宮本くん。