小池都知事が定例会見7月30日(全文1)3人に1人が飲酒伴う懇親会やマスクなし会話
東京都の小池百合子知事は30日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「都内感染者数「4桁の数字で大変厳しい状況」 東京都・小池知事が定例会見(2021年7月30日)」に対応しております。 【動画】都内感染者数「4桁の数字で大変厳しい状況」 東京都・小池知事が定例会見(2021年7月30日) ◇ ◇
医療従事者に感謝申し上げたい
小池:さあ、それでは始めましょうか。よろしくお願いいたします。今日3本、私のほうからまずお伝えをさせていただきます。まずコロナでありますけれども、これまでも本当に皆さん、都民の皆さんも事業者の皆さん、そして何より医療従事者の皆さま方には本当にご協力いただいております。感謝申し上げます。都民の命を守るために昼夜問わずご尽力いただいている医療従事者の皆さま方にはとりわけこの、もう長い時間たっていますけれども、今、一番、陽性者数も過去最高となっている状況であります。そういう中でも命を守るために本当にご苦労いただいておりますので、このことについては強調して感謝申し上げたいと思います。 都は現在も緊急事態宣言、7月12日からでありますけれども始めて、そして現在、国会のほうでちょうど緊急事態宣言の取り扱いということで審議が行われているところです。都については緊急事態宣言の延長ということでの手続きが進められておりまして、これが、国が決定をいたしますと、都としての対応について今日の夜あらためて会見を開きますので、この延長に関してのご質問などについてはそこでまとめてお伝えをさせていただこうと思います。
デルタ株の強力性に人流減が追い付いていない
そしてまず、きのうの新規陽性者数が3865人と、これずっと3000人台、連日、過去最多を更新しているということで、極めて切迫した状態。そして7日間平均で見ましても、2200人を超えて増加比は約161%という状況です。 きのう、モニタリング会議を開きました。そこで感染状況、医療提供体制、これについては引き続き最高レベルの赤、そして専門家から、大変厳しい状況にあるんだということが、その認識が示されたところであります。 そして感染拡大の大きな要因の1つが変異株であるデルタ株。これまでの従来の、従来といってもその前は501と言っていた、今度これがデルタ株に徐々にというか、かなりの比率で今、置き換わりつつあると。このデルタ株の感染力は前から1.5倍というふうに言っておりましたけれども、きのうも専門家の先生方がおっしゃるには、感染力は2倍近く強いということで、デルタ株の陽性率、陽性例ですが、そのこともあって1週間で2倍、陽性率については約5割増しという状況になっております。 そこでいつも人流について分析していただいている東京都の医学総合研究所の西田先生から、いつも私どもは滞留人口という、そういうデータを参考にしている。つまり出勤などですっとそこを通る人ではなくて、そこにじっといてレジャー目的という、それがだいたい相関関係として将来の数値につながっていくということから参考にしてるわけですが、この繁華街の滞留人口は1月の宣言時と実は同程度まで減少はしている。しかしながら残念ですがこのデルタ株の強力性に人流の減少が追い付いていないということに、そのようなご説明がありました。デルタ株への置き換わりが進む中で新規陽性者数をさらに減少に転じさせる、滞留人口を減少させるという、その必要があるというご指摘でございました。 また元に戻りますけれども、今、大変暑い中でもございますし、ぜひとも不要不急の外出、もう何度も申し上げておりますが、またさらに今日3県が緊急事態宣言の対象にもなるということもあります。これは共に都県境を越える移動を連携して慎むということで効果も出していきたい、基本的にはステイホームでお願いをしたいということであります。