小池都知事が定例会見7月30日(全文1)3人に1人が飲酒伴う懇親会やマスクなし会話
職場での感染増が続いている
それから、それぞれのこの感染の状況を見ますと、職場での感染者数の増加が続いているということであります。事業者の皆さま方には先日も、東商、三村会頭にもお願いしました。そしてほかの経済団体の皆さま方にもお願いをしている、この計画的な長期休暇の取得やテレワークなどを強化していただく、出勤者数の7割の削減ということ、これをあらためて徹底してお願いをしたいと思っております。業界団体のほうから引き続き事業者それぞれに働き掛けていただくようにということで、また基本に戻ってこれらのこと、それぞれのできることを徹底してお願いをしたいと思います。 そしてまたこれも基本でありますが、感染防止対策の徹底であります。賀来先生からきのう、モニタリング会議でもご報告いただきました。療養者の方々にアンケートを採ったところ、療養者、すなわち陽性になった人、3人に1人が飲酒を伴う懇親会、また、同居者以外とのマスクなしでの会話などを行ったということが分かっている。そして飲酒を伴う会食については、どうぞお控えいただく、自粛をしてください。そして飲食時ですが、少人数、小声、短時間でお願いをして、また、会話時はマスクの着用。同じことを言ってますけれども、相手がまた強力になっているということをあらためて申し上げたいと思います。
第3波と第4波では質が違う
大多数の飲食店の皆さま方には、これまでもステッカーを張っていただいたり、また、リーダーを決めていただいたりということで、そしてまた休業には要請、休業の要請についてももうしていただいてるんですね。圧倒的多数の皆さんはご協力いただいて、しかしながら一定数要請に応じていただいていないという店舗もあるということで、そこで新宿、渋谷など、都として5つの地域を重点エリアにしまして、都の幹部職員が警察、消防と一緒にこうした店舗を個別に訪問します。で、対策の強化をお願いして回るという作業に間もなく入ります。 それからきのうご出席いただいて、東京都の医師会の副会長も務めておられる、それから病院協会の会長を務めておられる猪口先生からお話がありました。これは医療提供体制についてであります。大変厳しいという話であります。これ、しかしながら第3波と第4波では質が違いますよというご指摘がありました。質の変化に迅速に対応していくということが必要であります。 都は現在、確保しておるのが重症用の病床が392床ですね。こちらのほうですね。そして5000、これを含めますと約6000床、5967床、病床を確保しているわけですけれども、それに上積みで医療機関に対してさらなる病床の確保を要請しているところであります。 あとホテルですが、宿泊療養施設です。これはあす、新たに1つ施設を開設、加えまして、合計で15施設で、部屋数にしますと約6000室確保となります。さらにはそれに加えて16番目の施設も確保するべく今、進めているところであります。 それから行き場所が決まらない方々を一時入っていただくTOKYO入院待機ステーション、読んで字のごとしなんですけれども、そこについては新たに都立・公社病院でもその機能を整備いたしまして、そして入院調整などもしているその中でお待ちいただく、酸素吸入等をしてお待ちいただく施設をつくって、健康、命を守るという対策を進めていると。また自宅療養でありますけれども、看護師の増強などでフォローアップ体制の強化をしてまいります。