「経験ない爆発的感染拡大に向かっている」 大曲氏「医療体制危機、回避を」―東京都コロナ会議
東京都は29日、新型コロナウイルスの都内の「感染状況」や「医療提供体制」を専門家らが分析・評価する「モニタリング会議」を開いた。会議で国立国際医療研究センターの大曲貴夫(のりお)国際感染症センター長は7月27日に過去最多となる2827人、翌28日には3162人の新規感染者が出たことを報告。「これまでに経験したことのない爆発的な感染拡大に向かっている」と語った。 【動画】都がモニタリング会議 専門家「経験ない爆発的な感染拡大に向かっている」
大曲氏は、現在の感染増加が2週間継続すると、8月11日には1日当たり約4532人の新規感染者が出ることになるとも説明し、「医療提供体制が危機に瀕するので、早急に回避しなければならない」と訴えた。 また、今週の新規感染者数は「前半は連休中の休診による検査件数減少を受け、後半はその反動で受診者が急増し、新規陽性者数も急増している。今後の動向に厳重な注意が必要」と述べた。