大阪・松井市長「感染症対策を緊張感をもってお願いしたい」
大阪市の松井一郎市長は30日午後、大阪市役所で定例記者会見を開き、政府が同日夕に大阪にも緊急事態宣言を発令する方向で調整していることについて「今回の宣言は先手を打つ措置だと思うが、大丈夫だということではなくここで食い止めるという思いで、市民のみなさんには感染症対策を緊張感をもってお願いしたい」と述べた。 【中継】大阪市・松井市長が定例会見(2021年7月30日)
会見で松井市長は、第4波と比べて病床のひっ迫度は現時点で抑えられている状況と説明した。 また、今回はワクチン接種が行き届いていない世代が多いということで「若い世代は軽症で済む事例が多いが、後遺症に苦しむケースもあるため、市民のみなさんには感染症対策を緊張感をもってお願いしたい」と市民に呼びかけた。
そして、宣言が発令されると飲食事業者への影響は避けられず、松井市長は「飲食事業者のみなさんには大変申し訳なく思います。まだ決まっていませんが、お酒が対象となり酒類販売ができないことも想像できます。我々も前回同様、支援策を用意して全力で支えたい」と述べた。 また、松井市長は「酒がピンポイントで規制の対象となっているが、家族以外の人や普段お付き合いのない人との飲食も避け、少人数ですごしてほしい」とも呼びかけていた。