会見する小池知事

　東京都の小池百合子知事は16日、記者会見し、東京五輪の有観客開催の可能性について「皆さんとの協力によって、コロナをしっかりと抑え込んでいくということが必要になってくる。それができたならば、状況が好転していくならば、例えば子どもさん、希望される子どもさんについては、やはり一生の思い出になると、多分みんな思っていると思う」と述べた。 【動画】「五輪はお家で観戦を」東京都・小池知事が定例会見

　その可能性については「現場で楽しむということができるのかどうかは、これからの流れ次第」と語った。判断基準は「重症者、医療提供体制などなど総合的にこれまでも判断してきた。これらの指標なども参考にしながらの議論になる」とした。 　足元の新型コロナの感染状況に関しては、東京都が緊急事態宣言下にあることなどに触れながら「現在非常に厳しい」としつつ、「このところの人流については、増えていると言われるけど、それは実態とは違うと（専門家の分析がある）、減っていると。この効果が2週間後に出てくることを期待したい」と述べた。