小池都知事が定例会見7月30日(全文1)3人に1人が飲酒伴う懇親会やマスクなし会話
重症者は40代、50代で増えている
それから、一方でワクチンの接種状況であります。都内でのワクチン接種状況はこちらをご覧いただいているように、高齢者については1回目のワクチン接種、8割超終わりました。そして2回目の接種率ももう7割を超えているという状況。それから重症者数については、この40代、50代で増えてるわけですね。これまで重症者といえば高齢者の比率が高かったわけですが、そこがワクチンによってかなり緩和されているということは、比率ですからどちらかが少なくなればほかが多くなるのは自明の理でありまして、そうなると40代、50代、ここが重症化する比率が高まると。中には20代という方もいらっしゃるんですよね。ですから若いから大丈夫というのは違うという話です。 この40代、50代の皆さま方にはワクチン接種をできるだけ早めにお願いするべく、都としても区市町村などとも連携し、また職域が行われていますけれども、これらについても50代の方々に早めにということでお願いして。 一方で若い方々の陽性者の比率は圧倒的に高いわけですね。若い方々にもワクチンを接種していただくように、都内で3つの大学と連携して、接種会場を設けております。接種は来週8月2日から順次開始いたしますけれども、都内の大学、短大に通う学生さん、それから都外に通うけれどもその学生さんについては、8月の2日から順次開始をいたします。すでにもう予約を終えているところ、またプラスの予約を8月の2日、来週からもいたします。接種とそれから新たな第2次予約、同じく8月2日からということになります。ぜひ大学、そして短大生の皆さんにもこのワクチンの接種を進んでお受けいただきたいと思います。そのためにもワクチンそのもの、打つものがなければ進みませんので、この接種の勢いを止めないように、ワクチンの確保を国のほうにお願いをいたしております。
それにしてもデルタ株は手ごわい
ちなみにそれぞれ職域では、接種券なしに受けておられるケースもあるわけですので、それらがどれぐらい都の、また区市町村のどれぐらいなのかっていうのはそれぞれ接種、だいたい2回目のときに接種券を持ってこられる方が多くなると予想されますので、そこで初めてどこの、住民票がどこにあるのかが分かるんですが、ただ打った回数は分かりますので、これらのことを都の人口から考えて、国の大規模接種もそうですし、職域などでも都民の比率っていうのは高いんじゃないかと思います。ですからワクチン接種についてはぜひ、これからもスムーズに、円滑に行っていくことが、この毎日、陽性者がこれまでにない数字が出ていることを抑えるというのは、やはりゲームチェンジャーであるワクチンということなるかと思います。 それにしてもこのデルタ株は手ごわいです。いつも申し上げてきました。これまでワクチンがない中では素手で戦うしかないと。ですから、マスクや3密を避けましょうっていう、基本的なことしかなかった。今もそうではありますけれども、ただワクチンというゲームチェンジャーが出てきているわけですから、素手で戦っている今の部分と、ワクチン接種のこの時間をどうやって稼いでいくかというのが今の状況、それにしてもデルタ株はきついということであります。人流の抑制、基本的な感染防止対策の徹底、これらをぜひとも皆さん、ご理解いただきたいと思います。 そして皆さんの感染防止に向けた意識、取り組み、ご自身だけではありません。大切な人の命を守る、日夜奮闘している医療従事者の皆さん、今年もお盆休みもなく、などということにならないためにも、今も頑張っていただいている、この尽力に応えるためにもご協力いただきたい。人ごとではなくてコロナは自分ごとということで、引き続きのご協力をお願い申し上げます。延長に伴う措置等、このあと議会等の手続きなどもあります。また、夜の時間になりますけれども、もう一度開かせていただきますので、そこで詳細についてはお伝えすることになろうかと思います。 それから2番目のお伝えすることでありますが、今、まさしく東京2020大会も開催8日目を迎えております。おおむね順調に大会、進んでおります。ご協力いただいている皆さま方に心から感謝を申し上げます。