大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文1)来週頭までの数字が非常に重要
機運醸成のためフォーラムを開催
これはどこかの事業者をそこで、夢洲やうめきたで採用するという、そういう事業者を決定する公募ではありません。事業者に、もちろんこれは責任を持って名前を出してもらいますけど、提案をしてもらって、こういうサービスをするべきだという、いろんな具体的な提案をしていただくということになります。なので事業者を決定するわけではないということには、ご留意をいただきたいと思います。その提案を受けて大阪府・市の戦略の中に書き込み、そして大阪府・市として国に提案するということになります。 これに関してですけども、このスーパーシティの提案内容についてより深く知っていただこうということで、また、併せて機運醸成をしていきましょうということでフォーラムを開催します。この状況ですのでウェブの配信になります。また、府民の皆さん、市民の皆さんからいろいろ意見もお伺いしたいと思います。令和3年の2月8日、来月の2月8日ですけども、4時から5時まで。私と、松井市長にも参加をいただきます。 それからアーキテクト。これはスーパーシティの構想を、全体を企画する人。このアーキテクトというのは大阪でも選定をします。そのアーキテクトを発表するとともに、僕や松井市長、それから大阪府・市のスーパーシティの提案内容について、ここで発表をさせてもらいます。そこで意見交換もしていきます。また、これを受けて府民の皆さん、市民の皆さんからの意見募集ということで、2月8日のこのフォーラム以降、2月22日までオンラインで皆さんのご意見もお伺いをしたいと思います。
NPOの活動を支援し、コロナ禍での社会課題を解決
この大阪を成長させるためにも夢洲、それから、うめきたというのは非常に重要な拠点になると思っています。ここを新たな技術が、産業が生まれるエリアとして、まさに西日本の中心的なエリアにしていきたいと思っています。そのためには規制緩和は当然必要ですし、新たな技術、産業が生まれる、そういった拠点にするべくスーパーシティの地区認定を勝ち取って、そして成長する土台をつくり、また次世代にもつなげていきたいと思います。 次はNPOの皆さんを、活動を支援することによって、このコロナ禍での社会課題を解決していこうという事業の公募についてです。これは先行して村上財団、これは発表済みですけども、村上財団と、そして大阪府が連携もしまして、村上財団からお金を提供していただくと。アイデアなんかも、アイデアというか、いろんな、クラウドファンディングのやり方とか、そういった資金集めに関するノウハウなんかも提供していただくということもやりながら、大阪府がそれをつなげていったり、府営住宅を使ったりするときはそれを貸したりとか、さまざま連携してやっていこうと。 じゃあ何やっていくのということですけども、NPOの皆さんが、コロナ禍での社会課題を解決するためにいろんな活動をやられているNPOの方がたくさんおられます。行政は当然、行政としてのいろんな社会課題解決のための住民サービスを直接やるわけですけど、行政だけじゃなくてNPOも非常にさまざまな活動、行政のなかなか手が届きにくいところに活動されたり、独自の活動をされているところがある。そういったところに、どうしても資金も必要になりますから、その資金の半分を村上財団に出してもらうと。で、半分はクラウドファンディングとか、いろんな寄付で集めていくと。そしてそれをつなげていくということによって、NPOにおける社会課題解決活動を促進していこうというのがこの事業の趣旨です。 今すでに先行モデルとしてやっているのがあります。3つです。ここに3つ紹介しますけども、まず、あいりん地域における不安定労働者の就職とか居住支援。これは釜ヶ崎支援機構がやってくれていますけども、「ほっとかへんで大阪」ということで今やっています。これは、事業としては1000万円の単位でやっています。住まいとか仕事をなくした若い世代に住むところを提供して、そして日常生活を支援していこうと。また、大阪府が就労とか雇用の促進、定着化を支援していこうということ。これは釜ヶ崎で今やっています。