大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文1)来週頭までの数字が非常に重要
ウェブの受け付け件数は620件
そこで感染が広がると命が失われるという状況になってしまうと。大阪は、高齢者施設の数はもう東京より数がそもそも多いということの状況もあって、なんとか感染急拡大を抑えながら、高齢者施設の感染を抑えていこうということでスマホ検査センターというのを新たに設置いたしました。その状況の報告です。 1週間動かしまして、どういうふうになっているのということなんですけれども、まず簡単にもう1回仕組みをおさらいしますと、高齢者施設の入所者の方、あるいは職員の方は、保健所に連絡することなく、医療機関、クリニックに行くことなく検査が受けられるという仕組みです。ほんのちょっとでも、少しでも症状があれば、スマホで登録してもらえば、そのまま検査をすると。そして翌日には結果が判明するという、スマホだけで検査ができるというのでスマホ検査センターというのを立ち上げたところです。これは全国初の取り組みになると思いますが。 で、この1週間、21日から26日の1週間の状況ですけれども、ウェブの受け付け件数、申し込みがあったのが620件ありました。1日平均だいたい100件の申請があります。その中で、検査の依頼件数ですけれども、これが約398件ですから400件です。600件中400件ぐらいが検査の依頼件数。検査の依頼件数ってどういうことかというと、この仕組みは、スマホで登録したらそのまま検査ができるわけですが、スマホで登録してバーコードが出るんですけど、府内にある12カ所の検査センターに、これは唾液検査になりますから、行ってもらって、唾液の空箱を渡しますんで、そこで検査をするということになります。持って帰ってもらって検査をするということになります。
寝屋川市の取り組みは本当にありがたい
持って帰って、検査の空箱を持って帰ってもらって、検査を、自分でつばを出してもらって、そして持ってきてもらった件数が398件。そういう意味で、ちょっとここに数の差があります。約400件の検査依頼件数がありまして、そのうち陽性だった方が15名判明をいたしました。陽性率にすると約3%台、4%弱ということになります。この判明した方という、この施設については、直ちに全件検査に入るということで今動いています。 15名のうち、職員が12名です。そして入所者の方が3名になっています。入所者の方、それから特に職員の方がちょっとでもなんかおかしいなと思ったら検査ができる仕組みとして具体的に動きだしていますし、これがより周知されることで高齢者施設でのクラスターを少しでも抑えられる機会になるというふうに思っていますので、これをさらに広げていきたいと思います。 また、一刻も早い検査が必要です。なんらかの症状があれば直ちにスマホで申し込みをしてバーコードを発行するわけですけれども、申し込みはあったけれども検査の検体を取りに来てもらえないということもあります。ですので、これは一刻も早い検査が必要ですから、申し込みしていただいた方は速やかに検体を提出していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。このウェブの申し込み件数と検査依頼のところの数の差が生じているという状況ですので、これはわれわれも、これからも進めていきたいと思います。 大阪市においては職員、大阪市内の高齢者施設等において職員の、いわゆる無症状でも検査する、一斉検査をするということも発表もされています。また、寝屋川においては入所者も含めて、無症状者も含めて一斉検査をするという自治体の独自の取り組み、これは本当にありがたいことですし、プラス、当然これは大阪府として責任を持ってやっていくという上で、ちょっとでも症状があれば高齢者施設に関してはすぐ検査ができる仕組みがありますから、ぜひこれを活用していただきたいと思います。そして高齢者施設でのクラスター発生をなんとか抑えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。