大阪府・吉村知事が定例会見2月24日(全文1)時短要請は段階的な解除を検討
大阪府の吉村洋文知事は24日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日)」に対応しております。 【動画】「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日) ◇ ◇
重症病床の使用率は40%台に
司会:ただ今から知事の記者会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:まず現在、緊急事態宣言の期間中であります。1月の14日から府民の皆さんに、そして事業者の皆さんに本当に厳しいお願い、そして感染症対策へのご協力をお願いしてきました。現状ですけれども、皆さんもご承知のとおりですが、感染者の数についても大きく減少しているという現状ではあります。緊急事態宣言を要請したときには600人から650人、1日当たりの陽性者でしたが、今では平均して90名ぐらいというところまでなんとか抑えてこれているということです。また、重症病床の使用率についても緊急事態宣言中は80%という状況でありましたが、現状は40%台になっているという状況です。 この間の本当にさまざまな規制であったり、厳しいお願いにご協力いただいた府民の皆さん、事業者の皆さんに、まず感謝を申し上げたいと思います。特に飲食店の皆さんであったり、その材料屋さん、肉屋さん、野菜屋さん、いろんな食材屋さん、それに関連する、もっと言うと花屋さんとか、お絞り屋さん、タクシーの運転手さん、本当にいろんな関連の事業の皆さん、厳しいお願いをしてきました。また、逆に言うとその犠牲の下でこの緊急事態宣言は成り立っているということは常に認識しなければならないと僕自身も思っています。
国に緊急事態宣言の解除を要請
緊急事態宣言は感染症対策にとって非常に重要ですから、感染が爆発拡大している状況、医療崩壊につながるんじゃないかという状況では必要ですので、ここは犠牲も踏まえて、支援策は講じてきましたが、この緊急事態宣言をやってまいりました。現状、そういった状況になっていますので、昨日、京都府知事、それから兵庫県知事とも、3者足並みをそろえた形で国に緊急事態宣言の解除の要請をいたしました。これがどうなるかというのは、これはもう国の判断にはなりますが、大切なことは緊急事態宣言が仮に解除になったとしても、段階的に解除していく、徐々に解除していく、僕はそこが非常に重要だというふうに思っています。いつかの段階でこの緊急事態宣言は終わるわけですから、終わったときに、うわーと、自由だとなってしまうと、これは当然そこからまた、ばっと感染が増える可能性もある。つまり徐々に解除していくというのが非常に重要ではないかと思っています。 ですので仮に緊急事態宣言が解除になったとしても、2月末になったとしても、3月以降についてお願いすべきこと、ここについては今週の本部会議において判断をしていきたいと思います。特に時期的な点が非常に重要です。3月中旬・下旬、4月の上旬、これも何度も僕いろんな場で言っているんですが、やはり入学式、卒業式、入社式、転勤、人が大きく移動し、そしてそれに伴うお祝い事が増える、宴会なんかも増えやすい時期が、まさにこの年度替わりの時期であります。去年はこの時期に波が起きて緊急事態宣言、1回目の緊急事態宣言になりました。やはり昨年の、この第3波の、今回の緊急事態宣言も分析したら結局は12月の25日以降、クリスマス以降、あの辺りが最大の感染のピークでした。やはり多くの人が動いて、そういうイベントがある、そういったときに大きくこの感染というのは拡大する傾向にあります。ですので、この時期を警戒しなければならないと思っています。 ここが府民の皆さん、本当引き続き感染症対策にご協力をお願いしたいと思います。併せて、段階的に解除をしていく内容については、しっかりと専門家の意見も聞きながら、今週の本部会議において判断をしてまいりたいというふうに思います。