大阪府・吉村知事が定例会見2月24日(全文1)時短要請は段階的な解除を検討
28日に府立体育館で集団接種訓練
今日の記者会見の発表事項は4項目です。そのうち2つはコロナに関連するものです。1つは、コロナのワクチンが始まります。このワクチンの専門相談窓口の設置と、それから大阪の府立体育館、難波の府立体育館で集団接種の訓練を行います。これは大阪府、それから市町村、そして府医師会、薬剤師会、さまざまな、府の看護協会、かなり大掛かりにやりたいというふうに思っています。28日の日曜日に実施します。そこで踏まえた知見を基に、この新型コロナウイルスワクチン、これは大きく僕はゲームチェンジャーになりうると思ってますので、ここを円滑に、確実に、また、安全に府民の皆さんに実施をしていくと。これは市町村の仕事ということになりますが、大阪府としては市町村を支える形でこれをやってまいりたいというふうに思います。 そしてもう1つは雇用です。緊急事態宣言も踏まえてですけども、本当に雇用が非常に厳しい状況になってきています。そこには暮らしや生活がありますし、特にこの緊急事態宣言を踏まえて、コロナ禍において一番しんどい状況になっているのは若者であったり、女性であったり、非正規の方、アルバイトの方、そういったところに非常に大きな影響が出ています。ですので、これまでも雇用対策というのは打ってきましたが、特に若者の雇用対策、雇用の支援策について今日、発表させていただきます。 そして残り2つについては、インターネット上の人権侵害についての取り組み、これはコロナ差別も含めてです。そして4つ目はSDGsの宣言プロジェクトの実施について本日、発表をさせていただきます。
訓練参加人数は約500名
まず1つ目です。新型コロナワクチンの集団接種についてです。訓練の日時ですが、2月28日の日曜日10時から行います。この訓練結果を踏まえまして、各市町村向けの集団接種のマニュアルを作成いたします。また、ワクチンの円滑な接種を実現させていきたいと思います。訓練参加機関ですけど、府の医師会、郡市区医師会、それから府の看護協会、府の薬剤師会、そしてファイザー、ニプロ、大阪府・市、府内各市町村で実施をいたします。訓練参加人数は約500名ということになります。訓練の会場ですけども、エディオンアリーナ大阪と、大阪の府立の体育館で行います。 訓練の項目ですけれども、まさに実践さながらでやりたいというふうに思います。まず受付で記録をする。接種券の確認、本人の確認書類の確認、そして予診票ですね。予診票を確認する。記載ミスなどの確認。実際に予診票をあらかじめ配りますので書いてきてもらいますが、現物を基にやってもらいます。そして医師に確認が必要であれば予診時に確認をいたします。3つ目に予診です。接種の不適格者でないこと、あるいは医師の接種要注意者に対する判断、医師記入欄等です。そして、実際にワクチンはないわけですけれども、希釈およびシリンジの補充をし、ワクチンの接種をして、接種シールを貼付する。接種済み証明書を発行する。接種後の状況確認ということで15分から30分程度、副反応の有無を確認すると。そしてこの検証の結果を踏まえまして、集団接種マニュアルを策定し、市町村と共有するという形で、市町村の円滑な集団接種の実現に寄与してまいりたいというふうに思います。 2つ目です。これは国でもだいたい接種は3分とかいろいろ時間が出てるんですけど、本当にその時間でできるのかっていうのを含めてきっちり分析をしたいと思います。そしてそれに基づいて、どのぐらいのお医者さんが必要になるのか、医療従事者が必要になるのか、そういったことも含めてやっていきます。 接種会場ですけれども、市町村の接種会場として、候補地として多いのが市民センターと市民体育館というのが非常に多いです。ですので、それぞれのサイズに合わせた2とおりの集団接種の訓練をしたいと思います。