大阪府・吉村知事が定例会見2月24日(全文2)注意すべきは3月中旬~4月上旬
大阪府の吉村洋文知事は24日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日)」に対応しております。 【動画】「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日) ◇ ◇
「SNSを凶器にするな。」
吉村:インターネット上の人権侵害に対する対応です。特にコロナ禍において、コロナ差別をはじめとするインターネット上の差別、誹謗中傷、書き込みによる人権侵害というのがSNSの普及に伴って年々増加もしています。ですので、このSNSの利用者、特に利用率の高い若い世代に対して、若い世代の府民に対して、被害者にもならないように、加害者にもならないようにということで、重点的に啓発を行っていきます。被害を受けられた方が悩むことなく、安心して相談できるような窓口について周知を図っていくことが必要という認識です。 そのため大阪大学の学生とも協力しまして、SNSの利用率の高い若い世代にどうすれば啓発できるかと、届くかという共同研究を行いまして、その研究結果を基に啓発のリーフレットを策定しました。ここに「SNSを凶器にするな。」という黒いポスターがありますけれども、これを順次配布をしていきます。令和3年3月1日から順次配布をします。配布先は府立の高校、私立の高校、特別支援学校、府内の大学、カラオケボックス等々に順次配布をしていきます。
SDGs行動憲章を策定
「SNSを凶器にするな。」という強いメッセージと、その黒い背景を用いたインパクトのある表紙で、SNS投稿前に注意しなければならないことというのが確認できるチェックリストというのを設定いたします。QRコードでも読み取って見れます。 もう1つは人権。3月はネット上の人権侵害の集中強化月間ということで、専門窓口、人権相談窓口を設置いたします。受付期間、平日、それから夜間相談、これは火曜日です。休日相談も実施をいたします。ネット上の人権侵害がないように、また、被害者にも加害者にもならない、そして相談窓口を充実していきたいと思います。 最後です。大阪のSDGsの行動憲章について、SDGsを広げていこうという中身です。万博の開催都市としまして、世界の先頭に立ってSDGsに貢献するSDGs先進都市を目指しています。これはオール大阪で推進していきたいと思います。まずSDGs行動憲章を策定いたしました。これは1月の22日に策定をいたしました。「誰一人取り残さない、持続可能な社会の実現」を目指すということで、万博の地元都市として、このSDGsの17のゴールの達成を目指していきます。 3つに分けまして、命を大切にして、配慮して、地域社会、環境に配慮して行動する。2030年に住みたい魅力あふれる大阪をイメージして、できることから意識して行動していく。人との出会い、つながりを大事にしながら、お互いに学び合い、協力して行動します。この憲章を今年の1月22日に、まさに策定をいたしました。 今日の発表項目としまして、「私のSDGs宣言プロジェクト」を募集したいと思います。多くの方にSDGsの取り組みの輪を広げていただきたいと思います。そのために「私のSDGs宣言プロジェクト」を開始します。先ほど申し上げた行動憲章の趣旨に沿って、皆さん1人1人がこのSDGsに向けてチャレンジする。本当に小さなこと、身近なことで結構ですので、皆さんがチャレンジするSDGsの取り組みをぜひ宣言していただきたいと思います。その宣言の内容を府のホームページなんかで広く発信していきたいと思いますし、オール大阪でその機運を醸成したいと思います。