大阪府・吉村知事が定例会見2月24日(全文4完)ずっと減り続けるのはあり得ない
大阪府の吉村洋文知事は24日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日)」に対応しております。 【動画】「医療従事者向けのワクチン優先接種で相談窓口を開設」大阪府・吉村知事(2021年2月24日) ◇ ◇
時期的な要因はあるのでは?
吉村:やっぱり時期的な要因っていうのは、僕はすごいあるんじゃないかなと、これまでの経験上。それ、府の専門家もやっぱりそういう意見ですし、僕自身もちょっと前からずっと発信しているところでもあるので、そう思っています。なので、そのリスク要因はやっぱり考えていきたいと思いますから。2~3週間、仮に実行したとしても、やっぱり3月中旬・下旬前に入る前ぐらいの状況ですので、ある意味そこはまだ、人がものすごく動く期間が、下旬、上旬と来ますから、ここはやっぱり慎重にならざるを得ないと思うし。 あとは感染状況ですよね。専門家が言うように変異株もやっぱり考えなきゃいけません。変異株についても、大阪でも変異株が出て、これは1月中旬・下旬の過去の検体ですけれども、変異株というのが出ました。これは当然出ると思います。兵庫でも滋賀でも出て、東京でも出てますから。その変異株については大阪の場合、疫学調査をずいぶん一生懸命やっているので、クラスターではない薄いつながりみたいなものもかなり分かっていますので、その過去検体を一生懸命調べていますから、関連株としての変異株はこれからさらに出てくるとは思います。
陽性者の数も実は今が底
でも1月中旬・下旬の状況で、それがある中で今になっているということも当然考えなきゃいけないわけですけども、変異株があるという前提でやっぱり動かなきゃいけないということですから、やっぱり感染の拡大の状況、陽性者の状況、そしてやっぱり時期ですよね。ちょうど年度末の時期というのを考えたときに、やはり段階的解除は少し慎重にやっていかないといけないし、陽性者の数も、僕は、実は今が底だと思っています。約90名になるって言ってましたけれども。 なんで今が底かと思うかというと、1月の上旬に緊急事態宣言が出て、今の措置をして、もともとはその効果が出るのが2月の上旬ぐらいだということで1カ月、設定したわけで。そしてその効果がもうやっぱり出てきている。それが今の数字につながってきているわけですから。もっと減らすんだったら、もっと強い効果を、もっと強い対策をある意味、緊急事態宣言の延長の際とか、今やらないと、2週間後の結果だから本当は緊急事態延長のときに、より強い対策、ある意味、完全にいろんなものを閉めるみたいなことをやって、やれば、また違う結果ができるかもしれませんが、今同じっぽいお願いをしているわけなんで、ずっと減り続けるって僕はあり得ないと思ってるんです。1人でも減ったほうがいいんですよ。僕は知事の立場で毎日数字とにらめっこして、病床とにらめっこしている立場ですから。でも冷静に考えたらやっぱり今が底かなと。段階的に厳しい措置をしているわけでも、より厳しい措置をしているわけでもないから。 そう考えたときには、できるだけこの今の状態から増えないようにしていくということ。これからまた増えることもあるかもしれません、当然。波をつくらないようにすると。波をキャッチするというのが重要だと思ってますし、波が起きる可能性があるのはやっぱり3月中旬・下旬、4月上旬だと思っているので、それも頭に入れて、感染の株のことも頭に入れながら判断していきたいと。それはちょっと3月の中旬にならないと分からないので、そういった不確定要素が多くありますから、そのときに判断したいと思います。 司会:次のご質問ありますか。