大阪府・吉村知事が定例会見1月27日(全文2)医療体制は厳しい状況続く
宣言の効果の持続性をどう感じているのか
大阪府民全体で言うと多数派ではないかもしれませんが、そういった方にとっては緊急事態宣言、非常に大きな副作用を伴っているということなので、やっぱりそういったことも踏まえてよく考えなきゃいけないし、でも感染症の対策もやっぱりやらなきゃいけない。 ですので、どのぐらい効果が出ているのかというのをきちんと見極める期間として、今週の数字と来週の頭の数字ぐらいが非常に重要になるし、それを踏まえて大阪府としてどうするかの決断はする必要がある。これは来週のたぶん真ん中ぐらいになるとは思いますけれども本部会議というのを開催しますし、それとも並行しながら国とも連絡を取り合って、大阪府の考え方というのは伝えていきたいというふうに思います。もちろん緊急事態宣言を解除するかどうかは、これは国の権限なので、最後は国の判断になります。大阪府としてどう考えるのかということについても、きちんとお伝えはしたいと思っています。 NHK:ありがとうございます。緊急事態宣言について、もう1つだけお聞きしたいんですけれども。宣言の効果で人手がしばらく減っていると思うんですけれども、今週に入って、1週間前と比べるとだいぶ人出、1週間前と比べると増えているという形になってきていると思うんですけれども、宣言の効果について持続性というのはどういうふうに感じられておりますでしょうか。 吉村:人出についても、それぞれ分析の方法で違うところがあるので一筋縄に、これが正解ではないかなとは思うんですが、いろんな数値を判断しましても、やはり緊急事態宣言が出てから、特に夜間の人の動きというのはかなり抑制されているというふうに思います。そこはかなり大きな効果が出ていると思っています。
推移を見極めないと分からない
日中も、これはテレワークのお願いだとかいろいろやっているわけです。日中について、そこまで成果が出ているかといったらそうじゃないかもしれませんが、ただ、やはり全体として見れば、当然、日中も増えているわけではありませんし、大きく減っているかというと、そういうデータもなかなか今ちょっと出てないですが、ただ、やはり夜の人出についてはかなり効果が出ているというのはデータ上も明らかですし、それからお店についても、約9割のお店はもうご協力いただいていますので、現実的には、この緊急事態宣言をやらなかった場合と比べれば、これは大きく、人流の抑制という意味では効果が出ているんじゃないかというふうに思ってます。ただ、それがじゃあ感染者数にどう反映するのかということについては今週の感染者数の数を、推移を見極めないと分からないので、そこは見極めたいと思っています。 NHK:ありがとうございます。 司会:次のご質問をお願いします。 吉村:やっぱり緊急事態宣言の効果は、僕は一定出ていると思いますけどね。今週の数字を見ないと分かりませんけども。そこは、本当に先ほど申し上げた飲食店の皆さんとか、休業をお願いして、時短をお願いしている皆さんのご協力があって成り立っていると思っています。でもそれをずっとっていうのはやっぱり、仕事も、収入があるわけですから、そこは本当によく考えたいと思っています。