ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文2)1人がフォーカスされることには違和感
今のコンディションはどうか
スポーツ報知:報知新聞の里見です。よろしくお願いします。今年、チームは走り方のトレーニングであったり、あとかなり合宿もすごく厳しかったというふうに伺っておりますけれども、五郎丸選手自身、それを経験して、今のコンディション的にどうなのかっていうことと、あと、また19日にエコパでプレシーズンマッチがありますけれども、かなり多くの県民がいらっしゃると思いますが、それに向けてどんなプレーを見せたいかみたいなことをお伺いできますでしょうか。 五郎丸:コンディションはばっちりですね。ただ、これは僕だけじゃなくてチームみんなばっちりですから、そういった中でしっかりとレギュラーのポジションを獲得するというのが、まず私に与えられた大きな使命であると思います。また、今週末におきましては地元・静岡、エコパスタジアムでトレーニングゲームがありますけれども、シーズン前の最後のお客さんを入れての試合となりますので、会見をしたあとということもありますし、まずはしっかりとしたプレーで皆さんに感謝のお気持ちを伝えれたらなというふうに思っております。 司会:ありがとうございます。続きまして片山さん、いきましょうか。じゃあマイクをお願いします。
五郎丸ポーズがはやったときの心境は
静岡朝日テレビ:すみません、質問のお代わりで申し訳ないんですが、2015年に五郎丸ポーズが非常にはやりました。そのときの心境と、今振り返っての心境、もしよければ聞かせてください。 五郎丸:ラグビーをずっと続けてきた人間としましては、やはり1人にフォーカスされることに対しての違和感というのはもちろん感じました。ラグビーというものは誰かヒーローが出るわけでもなく、チームみんなが自分の仕事を全うした上で勝利というものが見える競技性を持っています。そういったものを私は3歳からずっと経験していますので、私1人にフォーカスが当たるといったことに関しては、非常に違和感はありましたけども、ラグビーという競技がこの日本で広がっていない以上、私がその仕事といいますかね、ラグビーの魅力というのを広げていくことが自分に与えられた使命だというふうに感じてここまでやってまいりました。 静岡朝日テレビ:では今となってはいい思い出といいますか。 五郎丸:最初は少しきつかったですけどね。考え方を変えれば素晴らしい機会をいただいたと思いますので。あのポーズから入ってラグビーを好きになった、また違う選手を好きになった、そういった方々が1人でも多くいらっしゃれば、私がラグビーをしてきた、ラグビーを続けてきた意味があるのかなというふうに思います。 静岡朝日テレビ:ありがとうございました。 司会:ありがとうございます。続きまして、では、じゃあ。