ラグビー五郎丸選手が引退会見(全文2)1人がフォーカスされることには違和感
リーグ中断の影響はあったのか
司会:続きまして、東京、ライター、【サイトウ 00:24:50】さまですね。昨シーズン、今年の1月からですけれども、コロナがなければ引退の可能性はあったのか、つまりリーグが中断した影響はあったのですかという質問です。 五郎丸:引退のタイミングは、このコロナの影響はまったく受けておりません。先ほども言いましたけども、22歳でプロ契約したときから、このシーズンで引退をするということは自分の中に決まっていたように思います。 司会:ありがとうございます。以上でオンラインの質問はよろしいですかね。では再び会場に戻したいと思います。では会場の皆さまでご質問のある方は、また挙手でお願いいたします。中日新聞さん、お願いします。
シーズン前の引退発表、背景にある思いは?
中日新聞:すみません、中日新聞の高柳です。先ほど引退のタイミングをシーズン前にすることは自分で決めたことだとおっしゃいましたけれども、その裏、背景にある思いというのはどういうことなのかということと、あと新リーグが始まって、来年はまた変わったリーグが出てくると思うんですが、そちらに対する思いっていうのは特に抱いていなかったかというところをちょっとお尋ねしたいです。 五郎丸:この引退発表会見というのはシーズンを終えたあとにするのが本来の形であるというふうには理解をしております。しかしながら昨年も新型コロナウイルスの影響で6試合をもってシーズンを終了した、このことがまず大きな要因の1つでございます。また、もう1つ大きな要因としましては、やはり2015年のワールドカップ後から本当に多くの方々に応援していただき、支えていただきました。そういった方々に対して、もしかしたら途中で中断してしまうかもしれないこのシーズン前に、しっかりとした形でごあいさつさせていただき、そして自分のラストシーズンを迎えることが皆さまに対しての、私が考える礼儀であるというふうに考え、この会見を承諾していただいたといった形になります。 中日新聞:あともう1点。新リーグっていうか。 五郎丸:あ、新リーグですね。そうですね、このトップリーグ自体も実は最後で、来年からは新しい新リーグが始まるわけですけれども、ここへ、もうあと1年プレーしたらどうかといった声も多く聞こえましたけれども、22歳のときに決めた自分の考えというのを曲げずに、ここで気持ち良くトップリーグと共に去るといった決断のほうが自分には合っているといったことだというふうに思います。 司会:ありがとうございます。ほか、ございますか。では里見さん、いきましょうか。スポーツ報知さん、お願いいたします。