小池都知事が記者会見6月12日(全文1)東京アラート解除、ステップ3に移行
東京都の小池百合子知事は12日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都小池知事が定例会見(2020年6月12日)」に対応しております。 【動画】東京都小池知事が定例会見 ◇ ◇
横田滋さんに謹んでお悔やみ申し上げたい
東京新聞:知事定例記者会見を始めます。冒頭、知事から。 小池:それでは本日の記者会見、4点についてお伝えをいたします。その前にこのちょっと派手な、すてきなマスクですけれども、ホノルル市長からお届けいただきました。たぶんアロハシャツの素材を使って作られたものではないかなというふうに思います。ありがとうございます。 さて、まず横田さん、お亡くなりになった、北朝鮮に拉致されました横田めぐみさんと再会を果たせないまま87年の生涯を閉じられた横田滋さん、ご逝去につきまして謹んでお悔やみを申し上げたいと存じます。また、この国際情勢において朝鮮半島は微妙な、複雑な状況になっているわけでございますけれども、これは、拉致というのは国家の主権が侵されている問題であり、そしていまだ、現在進行形の犯罪であるという、この拉致。国として、また国家として、この問題、一日も早く解決できるように、また、その機運を高めていくように、ご逝去のほうに伴ってあらためてそのことが必要だと強く感じている、この旨お伝えしたいと思います。 そして東京からも、拉致された東京都の職員もおりまして、拉致がそのままになっている方々、まだたくさんいらっしゃいます。東京都としましても、できることをずっとやり続ける、そのことをここで申し上げておきたいと存じます。
今日午前0時からステップ3へ移行
そして新型コロナウイルス関連でありますけれども、まず今日のというか、きのうですね。モニタリング指標、きのうの時点の状況をあらためてお伝えをしておきます。新規陽性者数が17.9人。そして新規陽性者数が接触歴など不明の率が48.0で50を下回ったということ。週単位の陽性者数も増加比が1を切りまして0.98ということでありました。そして重症の患者さん21名、入院患者数が237名になっております。一日も早いご回復をお祈りいたします。PCR検査の陽性率は1.6%ということで、ずっと低い数字が出ております。それから相談窓口での件数でありますが1178件。結構、皆さん、ご相談の方々受けておりますので、ご心配な方はどうぞご相談いただければと思います。 感染状況を示すのが3つの指標でありますけれども、これがいずれも緩和の目安を下回っていること、そしてまた、下の4つは逆に医療体制を示すわけでありますが、こちらも十分な医療体制、医療提供体制が確保されているということで、昨日、審議会も開きました。審議会の委員の先生方からも、アラートの解除、そして緩和のステップを進めると、2から3へということは、いずれも妥当だとのご意見をいただいたところであります。 これらのことを総合的に判断して、東京アラートを昨日、解除をいたしました。そして今日の午前0時からステップ3へと移行をいたしました。本当にここまでたどり着くには、何よりも都民の皆さん、事業者の皆さんのご協力あってのことでございます。あらためて皆さま方のご協力に感謝を申し上げる次第でございます。 それから今日の午前0時からステップ3に移行をいたしまして、そしてこれによって休業要請などはほぼ終了ということになります。そして今後ですけれども、ウィズコロナという新たなステージに立っているということを皆さんと認識を共有していきたいと思います。そして第2波に備えた適切な感染の拡大防止策を講じながら、経済社会活動、都民生活を営んでいく必要がございます。 これまで都民、事業者の皆さま方には、新しい日常の定着をお願いしたいと何度も何度も繰り返しお伝えをしてまいりましたが、そのための都としての取り組みについてもこの場でお伝えをしておきたいと思います。