小池都知事が記者会見6月12日(全文1)東京アラート解除、ステップ3に移行
多摩地域にテレワークのサテライトオフィスを開設
そこで、都内全域でテレワークを行える環境の整備を進めてまいります。ご覧いただいているのが、民間のサテライトオフィスの設置が少ない多摩地域に都がモデル的にテレワークのサテライトオフィスを開設するというものです。場所は府中、東久留米、国立、この3カ所に設置をいたします。オープンは7月の20日。駅から近い便利な場所に造りまして、事前予約制で、無料で利用できるようにいたします。つまり多摩地域にお住まいの皆さま方はこのサテライトオフィスで仕事ができてしまうということでございまして、まさにテレワークの拠点を多摩地域に造るということになります。新しい日常の1つとして、ぜひご活用いただきたいと存じます。自宅以外の場所でもテレワークを行える環境を整えるということで、いっそうの普及と定着を図っていくということであります。 それから次に、新型コロナウイルスの関係で多くの公演、イベントですね。これが軒並みずっと延期されてきた、中止されてきたわけでありますけれども、その間、アーティストの皆さま方は本当に何もしようがないということで、動画を発信されたり、いろんな工夫もされておられましたが、このアーティストの支援ということで、芸術文化活動支援事業、「アートにエールを!東京プロジェクト」、大変話題を呼んでおりますので、あらためてお伝えをいたします。
「アートにエールを!東京プロジェクト」動画配信開始
アーティストやスタッフなどの個人を対象にしたこのプロジェクト、緊急第1弾ですけれども、募集の人数を大幅に上回る方からのご応募をいただきました。ありがとうございます。そこで今回、約4000人の再募集を行います。そうしますと前が1万6000人でございましたので、合計で2万人の方に支援を届けることができるようになります。再募集ですが、6月23日と24日、この2日間を予定いたしております。申し込み多数の場合は抽選とさせていただきますので、よろしくお願いします。また、第1弾で応募いただいた動画ですけれども、「アートにエールを!」のサイトで配信を開始しましたので、ぜひご覧いただきたいと存じます。 そして今回、さらにこれに続く新たな取り組みのお知らせであります。具体的には、都内の劇場やホールなどで予定しておられた公演が中止または延期となった団体を支援するというプロジェクトです。これらの団体が都内の劇場とかホールなどで、無観客や、また入場制限の中で開催をされて、そして一定期間、無料配信する公演、これについて支援をしようというものです。300の公演を募集いたします。300のイベントですね。1公演当たり200万円。この200万円の制作支援金をお支払いするというものです。この取り組みによって都内の劇場、ホールなどにも、ずっと箱が空っぽだったわけですから、そこで無観客とか、そこで動画を撮っていただくことで、まずそこにお金をお支払いするわけでありますので、このホールなどの支援にも結局つながるということで期待をしているところであります。 公演の撮影、動画の編集については別途、都が負担します。ということで公演作品、だいたい30分程度の動画に編集をして、そしてそれを「アートにエールを!」のサイトで発信していくということです。この間、ずっと文化芸術活動ができてこなかった皆さま方には、ぜひこの場を活用していただいて、ご自分のアートの才能、思い、それをぜひご披露していただきたい。多くの団体の方々に、ぜひご応募いただきたいと思います。 それからコロナの陽性者の方々が大変増えた時期、病院の病床数が圧迫されるというような事態もある時期迎えておりました。そこで、その際ホテルを利用する、療養施設型という形でホテルを利用したわけですが、これは大変効果があったと思います、病床の確保という点。そこで、これが第2波に備えての話でありますが、第2波に備えてホテルなどの宿泊療養施設の確保、これからもうすでに取り組んでいきたいというお知らせです。