大阪市・松井市長が定例会見10月22日(全文1)裁量経費はそのまま特別区へ
自由度が下がるのでは
大阪日日新聞:その辺の認識が違うんですけど。もう1つあれなんですけれども、例えば大阪市の場合でしたら、4つに分かれる前ですが、例えば淀川区、【*******00:20:13】の淀川区で何かあったとしますね。なんでもいいんですけど。ブロック塀が倒れたでもいいんですけど。新たにお金が必要になりましたと。そのときですが、大阪市全体の中で、例えば北区の何かをあとに回しても淀川区をちょっとやりましょうということも可能だと。これは局のほうに聞いたんですけども。全体でやる分に比べたらば自由度が下がるんじゃないかっていう。要するに義務的経費の部分の割合が増えて、裁量として自由にやれる部分が。 松井:義務的経費の割合が増えるというのが分からない。なんで増えるの? 同じ人が行政の区分けをするだけなのに、なぜ大阪市と比べて義務的経費がそれだけ増えるの? 大阪日日新聞:それが増えるかどうかの検証として今、3万5000円とか3万とか出ている裁量経費、これが2万円台になっています。3分の1になっているんですが、これをちゃんと計算して出せばすっきりするんじゃないんですかっていう話が。 松井:だからそれは大阪市と同じだから、そこの出た金額が各特別区の裁量経費です。だから義務的経費がなぜ増えるのかというのはちょっとよく分からへん。同じ人で役所が4つに仕事を分担するだけなんだから、区域によって。そりゃ人は増えますよ、人は。これは例えば教育委員会つくったり、児童相談所つくったり、そこ専門職が要るから。でもその人も振り分けた中で、黒字でやりくりができるというシミュレーションが出てきてるのに、なぜ裁量経費が下がるのかというのが、下がるというふうに考えるのかがよく分からへん。
イベントでも自由度下がると言っていた
大阪日日新聞:そこを1つ、【電話議論 00:22:16】もそうでしたけど、例えばこれは中央区で地域振興会が主催したイベントの中で、単独でも言ってはって、その中でも自由度は下がりますっていう答えを言うてはるんですよ。 松井:自由度が下がる? それは広域の部分での仕事がなくなるという意味じゃないの? 自由度は一緒じゃない。仕事は一緒なんだから、基礎自治体として。 大阪日日新聞:だから結果として、ちょっと見方が分かれてしまうので、だったらきちんとした、計算はできるとおっしゃっているので、計算していただいたら。僕は分かりませんよ。 松井:いや、違うの。計算するの、その計算をするにも職員がマンパワー使うでしょう。マンパワーを。その計算出せ出せって日日新聞は言うけど、そこで何を目的にしているかも分からない。だって、何度も言うけども、仕事【ミ***00:23:23】財源移るから今と一緒なんですよね、裁量経費は。それを、何でそれを計算もう1回やれやれって言うのか分からない。 大阪日日新聞:例えば、全体で言えば【*******00:23:39】のほうが得ですよね、財政調整。 松井:そうよ。 大阪日日新聞:ちょっと私のイメージだけなので、これ言えないんですけども。そうなると例えば大阪市の9万9300円【****00:23:53】お話だとするならば、特別区になったときにそれぞれ3万円なんていうのは、ちょっとあまりにも不利じゃないかと思ったんですね。ほかのところは今はすごく高くて9万円台とかそういう中で、7万円台とか、5万円台も大きく、たぶん平均すると5万円台になると思うんですけど、この5万円台に比べて、例えば大阪市はそれより低くなっちゃうのか、それぐらいはあるけれども、元の大阪市よりも低くなっちゃうのかっていうのを【*******00:24:23】です。 松井:だから元の大阪市と基本入ってくるお金が一緒という考えであれば同じです。元の大阪市と。裁量経費は。だって同じサービス継続するんだから。分かりやすく言うと、今回、特別区の裁量経費の中に給食無償化の予算は入れていません。よその市町村、衛星市はそういう一般施策のサービスも全部、丼に入れたものを1人当たりに割って裁量経費って出してるから。箕面も教育、熱心にやっているから、たぶん裁量経費としてはそのぐらいになるんでしょうね。 【書き起こし】大阪市・松井市長が定例会見10月22日 全文2に続く