大阪市・松井市長が定例会見10月22日(全文3)東京で就職したら帰ってけえへん
大阪市の松井一郎市長は22日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市・松井市長が定例会見(2020年10月22日)」に対応しております。 【動画】大阪市・松井市長が定例会見(2020年10月22日) ◇ ◇
調整がうまくいかない場合はどうする
読売テレビ:ただ、広域避難、区外に避難するということを考えた場合に、結構全国の自治体でも調整がうまくいかないことが多々あり、東京でも、例えば江戸川区とかの江東5区で広域避難、浸水の恐れがあるときには5区で連携して逃げましょうと、区外に逃げてくださいっていう取り組みにしているんですけれども、ただ、やっぱり受け入れ側、周辺の区が、自分の区の避難住民だけでいっぱいいっぱいで受け入れられませんっていうことで話、避難先まで決めるっていうのに結構もめるらしいんですけれども。 大阪市の場合はそれを今もう決めてしまおうとしているわけで、そこら辺を考えたときに本当に、おのおのが防災の基本計画を立てて、例えば天王寺区とかだったら津波の浸水は一切ないわけで、それはやりません、受け入れられませんっていう住民の声ももしかしたらあるかもしれない、そういう指摘もあるんですけれども、そこら辺についてはどう思いますか。 松井:いや、上町断層のときに、今度、淀川区は天王寺区を受け入れません、中央区を受け入れませんと。災害って、どこが被害に遭うかなんて、これ分からないんです。天王寺区長が、うちは、津波は心配ないからよそとは連携しませんと。それこそ天王寺区民は、その人を選ぶかね。天王寺のところは、上町断層では非常に厳しい被害に遭いますよ。
区長同士で合意してから移行するのか
さっきの東京の話があったけど、それは各区に受け入れるキャパとして確保できないから言われているだけの話。キャパがあればみんな受け入れるんです。で、われわれ大阪市内で今作っているのは、キャパがあるからできてるんです、キャパが。キャパがあるのに受け入れませんなんていう、そういう区長は、たぶんこれは選ばれないと思います。今、大阪市内で広域避難というか、行政区の中で場所を選んで避難場所をつくっていってる、市内で。これはキャパシティーがあるから受け入れる。キャパシティーがあるのに受け入れないという、そういう判断をする区長というか、それはいないと思うし、東京の場合に、キャパシティー的に厳しいから、ちょっとうちの区の区民が、それは区長として当然ですよ。自分の受け持つ行政の基礎自治体の住民。これは選挙で選ばれてる区長なんだから。まずそこ優先。ね。でもそれにキャパがあれば受け入れる。皆さん来てくださいと。当たり前の話でしょう。今、大阪市内はキャパがあるから計画を作ってます。これを引き継ぐだけです。 読売テレビ:移行というのは、そもそも移行期間で全て決めてしまうのか、それとも特別区の区長同士で何か話し合いをした上で、合意があって移行するものなのか、どちらでしょう。 松井:基本的には移行期間に市長である僕がさまざまな連携の部分は決めていきます。例えば言っているように幼稚園の、要は区域外入園。これも連携協約を作って、保育園も同じです。そういうことができるようにしようと思っている。これ、よく調べたら大阪市は今でもできてんねん。東大阪市や八尾市と。境のところで。東大阪の保育園、幼稚園で空きがあれば、大阪市民を受け入れてもらってる。それで大阪市民、大阪市がその受け入れてもらう経費を払っている。教育費だとか。これは今もできてるんだから、もうまったく問題なくできると思います。 読売テレビ:分かりました。ありがとうございます。