小池都知事が定例会見12月24日(全文1)オミクロン株感染者4名、うち1人は市中感染とみられる
高齢者をはじめ、誰もが移動しやすい都市に
将来像については、高齢者をはじめ、誰もが移動しやすい都市、そして人、物、情報の自由自在な移動、交流が可能な都市、これらの実現に向けてご覧のように6つのテーマで深掘りをしているというところです。例えば自動運転とか、環境に負荷を掛けない新しい技術などを活用した新しい移動サービスの実装などは、関係者と共に都市の競争力を高めるイノベーションの創出ということにも力を入れていく。それから今後5年間の具体的な取り組みについては低速、あまり速くない電気自動車、グリーンスローモビリティと、こういった名称になっておりますけれども、さまざまな車両を活用して、ご自宅から最寄りの駅や、また、バス停までの区間、これ、いわゆるラストワンマイルと言っていいと思いますけれど、その移動手段を充実させていくというものです。また、コミュニティバスなどの移動手段を複数の自治体で連携して運行するなど、区市町村の境界を意識することのない移動の実現を目指してまいります。 そして地域公共交通サービスを持続可能なものにしていかなければなりません。そのためには都民や企業の皆さま方の協力が欠かせないことは言うまでもありません。そこで、この中間まとめについては皆さんの声をパブリックコメントで受け止めていきたいということで、これから実施をしていくところであります。ぜひ皆さんのご意見、こちらのほうにお寄せをいただきたいということであります。
年末年始は安否の確認方法を打ち合わせるチャンス
それから年末年始、災害への備えについてお伝えしておきたいと思います。この間からフィリピンが台風なんですか。えらいことになってるという。フィリピンにこの時季、台風って来るんですかね。その点、ちょっと私よく分かりませんが、今年振り返ってみましても本当に災害の多い1年でしたね。このところ災害災害で、ましてやコロナということで、本当に心休まるときがなかなかない中で、特に7月、神奈川県や静岡を中心で豪雨がありました。熱海市で例の大規模な土石流災害が発生した。これも記憶に新しいところです。10月、東日本大震災以来10年ぶりで、東京都内で震度5強を記録するという地震が起こりました。そして今月は伊豆大島の近海で地震が頻発をしている。鹿児島のトカラなどもそうでありますけれども、東京に関しても、今申し上げましたように東京近郊での起こった災害を時系列でちょっとご紹介しただけでも、これだけ大きなことがあった。要は日頃からの災害への備えが急務だということは痛感しています。 これから年末年始を迎えるわけでありまして、家族で集まる機会も多くなると思います。そこで災害の発生に備えて、この機会に災害用の伝言ダイヤルの活用など、発災時、災害が起こったときにおける安否の確認方法を、ご家族で打ち合わせなどをしておく、ある意味チャンスだと思います。で、お正月の三が日に体験利用をしていただこうと。せっかく家族でお集まりになるんだったら、この機会を活用してもらいましょうということであります。この災害用の伝言ダイヤルなんですけれども、こちら、お正月の三が日に体験利用することができるようにいたしました。加えまして、自宅の備蓄状況であるとか家具の転倒防止対策などもあらためて確認をお願いしたいと思います。 地震にしましても、災害、さまざまありますけれども、いつどこで何が起こるか分からない。そういったときも、家族ばらばらでも連絡が取れるようにしておく。そのためのちょっと練習を、備えよ常にと、2022年も安心して過ごせるようにという、そういうツールにもしていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。私のほうから今日は3点、最後、お伝えをいたしました。どうぞ。