小池都知事が定例会見12月24日(全文1)オミクロン株感染者4名、うち1人は市中感染とみられる
オミクロン株の市中感染疑いの方の詳細が分かれば教えて
読売新聞:ありがとうございました。じゃあ幹事社の読売新聞から。まずオミクロン株の市中感染疑いの方なんですけれども、医師の方の性別や年代について、もう少し詳細が分かれば教えていただけますでしょうか。 小池:今お伝えしたのが基本的な今日の情報であります。医師の方、そして海外渡航歴がないと。そして濃厚接触者と思われる方などについての検査は終わっていると。また、ING形であるということであります。 読売新聞:分かりました。大阪では市中感染を受けて飲食店人数宣言緩和を見送ることになりましたし、経済産業大臣も行動制限の強化に言及したということなんですけど、知事は都内で現在出ている制限を今後どうすべきかというようなお考え、今後どのような制限をするかということについてお考えをお伺いしたいと思います。 小池:東京はこの12月もさまざまな行動制限など、引き続きお願いをしているところもあります。例えば飲食についても、認証店で1グループ8人までということでお願いをいたしております。今回、この市中感染ということが出てまいりましたけれども、引き続き皆さま方にはあらためての基本をお守りいただくということを徹底していただきたいということ、人がたくさん集まるところなどをお避けいただくなど、これらのことを徹底していただくことだということに尽きます。 それから先ほどの不安な方々については、これ、特措法に基づく措置になりますけれども、このように無料検査を受けられるようにいたしますので、せきや発熱などの症状のある方、無料検査で結果が陽性になった方など、これを経て陽性であるということであるならば、年末年始も診療、検査を実施する医療機関は先ほどお伝えしたところでございますので、これらのところでしっかりと対応していただきたいと、このように考えております。
オミクロン株濃厚接触者の扱いはどうあるべきか
読売新聞:ありがとうございます。もう1つなんですけれども、岸田総理大臣が先日あらためて表明したオミクロン株の濃厚接触者の宿泊施設待機なんですけれども、感染の拡大もあって、このままだと施設不足に陥るんじゃないかなという懸念がありますが、ホテルに入った濃厚接触者の方からもちょっと不満の声が出たりとかしているという話も聞いておりまして、知事はこのオミクロン株の濃厚接触者の扱いについてどうあるべきというようなお考えがあれば、重複になる部分もあるかもしれませんが、お願いします。 小池:まず今日は市中感染の方がお一方出たということと、ほかの3名の方は海外からお戻りになる、もしくは入国される方ということであります。この対応につきましては、都として以前から帰国された方々はそのまま宿泊療養のほうにお移りをいただくことが良いのではないかということを主張させていただいてまいりました。そのためにも国に対して3000室の宿泊療養施設を提供させていただいているということであります。 ただ、検疫法、感染法などの課題で、要請ベースという、いつものパターンに陥るわけでございまして、お入りいただいていない方、また、それぞれのご事情があるということかとは思いますけれども、これらについては、やはり島国であるが故にできることっていうのは徹底してやっていただきたかったということが1点。水際対策で水漏れがあるということは大変残念ではあります。 一方で、今後じゃあどうするのかということについては、国のほうで今後の宿泊療養もしくは機内の濃厚接触者ということの定義など、これらをお決めいただきたいということを、きのうの1都3県の国への要望でも、それらのことも盛り込んで要請しているわけであります。市中感染というまた新たなフェーズに入る中で、現実的にどういう形が最も都民や県民、国民の命や健康を守ることができるのか、それらを国としてしっかりと定義などお決めいただければと、このように思います。 都とすれば、医療提供体制を万全に備えておく。そして、すでにお伝えしておりますように、おおむね1週間の平均で1日の陽性者が100人を超えた場合には、現在のレベル1という体制から一気にレベル3の医療提供体制の準備に入りますので、それによって受け入れる病院、また、宿泊療養施設、また、現在稼働休止をしている医療提供体制、酸素・医療提供施設ですね。これらをまた動かしていくと。 【書き起こし】小池都知事が定例会見12月24日 全文2に続く