小池都知事が定例会見12月24日(全文1)オミクロン株感染者4名、うち1人は市中感染とみられる
年末年始の検査、診察実施を医療機関に要請
また、都におきましては年末年始も検査、診察、行っていただきますように、昨年もそうでありましたけれども、都内の医療機関に要請をしております。現時点で約1200件の医療機関が年末年始の期間を、分担をしまして診療に当たることになっております。年末年始に発熱など対応していただける病院につきましては、都のホームページのほうに公開をしてまいりますので、このお正月のさなかに、年末年始のさなかにちょっとおかしいなといったときも東京都のホームページから探せるように、そこに掲載しておりますので参考にして受診をしていただきたい。 また、症状のない方に対しても検査体制を強化いたしてまいります。オミクロン株の市中感染、発生したわけでございますが、これを受けまして都は特別措置法の第24条9項、これに基づいて、感染リスクが高く、感染不安を感じる方に対して無料で検査を受けられるようにいたします。検査に掛かる費用でございますが、これは無料。期間はあすから1月31日までとさせていただきます。検査対象でありますけれども、都民の方で感染不安を抱える方、あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情のある方とさせていただきます。 あす、25日土曜日から早速開始をいたしまして、来週には約180カ所で、1日約3万件の検査ができるようになります。例えばこういったものを、これ、そのものではございませんけれども、こういった検査キットが配られるということになり、そして検査が可能となります。今申し上げましたように都内の、いわゆるドラッグストアチェーンなど、そういったところでこれらを受けることができますので、そのリストにつきましてものちに東京都のホームページで明確に示してまいります。お近くのところをお探しいただければと思います。
陽性が判明した方は必ず医療機関の受診を
この無料検査を受けて、あら、結果が陽性だったわという方、そういった方々は、陽性であるということは、もう感染症でございますので、人との接触を避けていただく。そして速やかにお近くの診療・検査医療機関、必ず受診をしてください。陽性が判明した方、この方々は必ず受診していただきたい。診療・検査医療機関ですけれども、今も申し上げましたように都のホームページで公表いたしております。それから受診の際はマスク着用していただきたい。また、公共交通機関は利用されないでください。詳細については総務局、福祉保健局から、このあとすぐに説明もさせていただきます。 都としまして、この間もモニタリング会議や、また、危機管理会議を行ったわけでございまして、何度も皆さま方にはこの市中感染、オミクロン株の市中感染がいつ起こってもおかしくないと。そのために先手先手で医療提供体制などを強化しなければいけないということから、これまでも、今日まさに陽性が、市中感染が出たわけでございますけれども、まさしくこの対策をすでに取りまとめております。で、早速これらを発動できるようにする。 また新規に、これもお伝えしてますけれども、来週28日からは旧赤羽中央総合病院、北区にありますけれども、こちらで酸素・医療提供ステーションを稼働させてまいります。特にここの特徴は人工透析の方も受け入れるということでございまして、早速あす、私自身、現地を視察してまいります。 こうした取り組みと併せまして、オミクロン株による感染拡大を防止するには、都民、事業者の皆さま方のお力が欠かせないということは今までもずっと言い続けていることでございます。そしてきのう、夜、夕方、1都3県でテレビ会議を催しました。そして年末年始に向けた共同メッセージを1都3県で取りまとめております。中身的には、大切な人と集まる機会が多い年末年始だからこそ特に感染防止対策を徹底していきましょうと、感染させないように思いやりの気持ちを持って行動しましょうということを1都3県で申し合わせたところでございまして、これを都民の皆さん、県民の皆さん、実行していただきたい。そして今後も感染再拡大の防止のために1都3県で緊密に連携をしてまいります。