小池都知事が定例会見12月24日(全文1)オミクロン株感染者4名、うち1人は市中感染とみられる
東京都の小池百合子知事は24日午後、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「オミクロン株、東京で初めて市中感染を確認 東京都・小池知事が定例会見(2021年12月24日)」に対応しております。 【動画】オミクロン株、東京で初めて市中感染を確認 東京都・小池知事が定例会見(2021年12月24日) ◇ ◇
早い段階から積極的疫学調査を実施
小池:さあ、それでは今年最後の定例記者会見になります。始めさせていただいてよろしいですね。 読売新聞:はい、お願いします。 小池:それではまずコロナに関連してでありますが、東京都の健康安全研究センター、健安研と呼んでおりますが、こちらのほうでオミクロン疑いの患者のゲノム解析を行ってまいりましたが、今日新たにオミクロン株の感染者が4名発生、判明をしたところであります。そしてこのうちのお1人が、海外渡航歴がない、感染経路が不明、いわゆる市中感染とみられるわけであります。この方は都内のクリニックにお勤めのお医者さん、医師でいらっしゃいまして、コロナの検査の陽性判明以降、都内の病院に入院しておられます。 都独自の変異株PCR検査でオミクロンの疑い患者となったその早い段階から積極的疫学調査を行っておりまして、勤務先であるとか、そのご家族、合わせまして5名の方が、濃厚接触者と定めまして、この方々の検査を行う。これらの5名の方につきましては全員無症状でいらっしゃる。PCR検査をいたしました結果、現在のところ全て、全員が陰性ということです。
空港検疫では陰性だったが、PCR検査で陽性が判明
この方、このお医者さんですけれども、診察中はフェースガードとマスクを着用されるなど適切に感染防止をされてこられました。接触時間なども考慮されるなど、受診者の皆さんには、そういったことを考えますと濃厚接触者には該当しないと。ただ、オミクロン株の特徴を踏まえますと積極的な疫学調査、幅広に行うべきということで実践をしているところであります。 先ほど4名の方が、今日のこのオミクロン株の陽性判明ということで申し上げたんですが、お一方が市中感染とみられる。そしてほかの3名につきましては海外渡航歴がおありであります。このうち1名の方は入国の際に、空港検疫では陰性だったんですけれど、PCR検査で陽性が判明した。その段階で都内の病院に入院されておられます。そして健安研で変異株のPCR検査、ゲノム解析を実施しまして、本日オミクロン株と判明をしたわけであります。同じ飛行機に搭乗されていた方、これは、今の考え方では濃厚接触者となるわけですけれども、同乗者以外に濃厚接触者がおられないということが確認されております。濃厚接触者の方には宿泊療養施設への入所を勧めておりまして、定期的なPCR検査の実施など、しっかりと健康観察を行ってまいります。 それからもう1名、この方はオミクロン株が判明した方と同じ飛行機に搭乗しておられた濃厚接触者の方。入国後、一般の宿泊施設で待機をされていたところPCR検査で陽性が確認をされまして、オミクロン疑い患者と判明したという段階で都内の病院に入院されておられます。もう1人ですね。残り1名。この方もオミクロン株が判明した方と同じ飛行機で入国された濃厚接触者の方で、現在、入院調整中であります。同じ機内、同一機内の濃厚接触者の方以外に、家族1名が濃厚接触者としての特定がされるわけでありますけれども、また詳細につきましては後ほど福祉保健局から説明をさせていただきます。 このように本日、市中感染が確認されたわけでございまして、検査体制を強化して早期の診療、そして隔離につなげるということがあらためて重要だということを認識しなければなりません。せき、また、発熱などの症状がある方につきましては診療・検査医療機関を積極的に受診してください。ちょっとおかしいなと思ったら、ぜひ積極的な受診をお願いしたい。