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矢萩邦彦

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アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

報告

提言私自身、通学に1時間以上かかる学校に入学して不登校になりました。不登校の原因は複数ありましたが、そのなかの大きなものの1つが通勤ラッシュや通学中の体験によるものでしたので、実感としてよく分かります。しかし、徐々に変わってきたとはいえ中学受験業界では、いまだに偏差値で志望校や進学校を決める流れが強くあります。 私は受験生本人との〈相性〉を第1に決めて欲しいと考え、判断の視点を提唱していますが、通学にかかる時間や、始業時間、上りか下りか座れるか、鉄道が好きで通学を楽しめるかなども重要なポイントになります。3年間なら我慢できる場合もありますが、性質・性格に合っていない学校に6年通うのはリスクが多すぎます。また、中学受験において詰め込み型学習をした場合、進学した先でも我慢を強いられることの弊害は看過できません。多くの生徒はポジティブな環境でこそ、主体性を発揮し成長することを意識したいところです。

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    精神科医

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    学校改革プロデューサー

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コメンテータープロフィール

矢萩邦彦

アルスコンビネーター/知窓学舎塾長/多摩大学大学院客員教授

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場でパラレルキャリア×プレイングマネージャとしてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験を活かし「受験×探究」をコンセプトにした学習塾『知窓学舎』を運営。主宰する『教養の未来研究所』では企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅のトータルデザインに取り組んでいる。近著『正解のない教室』(朝日新聞出版)◆ご依頼はこちらまで:yahagi@aftermode.com

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